多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

第8波は必ず来る!油断できないコロナウイルス感染の最新状況は?

9月25日の新型コロナウイルスの感染者数は4万6千人ほどで、前週の同じ曜日と比べて1万7千人ほど減りました。
一時期に比べて数字は落ち着いてきましたが、今後はどのような展開となるのでしょうか?

26日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、「新型コロナウイルスの現状」について、大阪医科薬科大学病院の総合診療科特任教授の鈴木富雄先生が解説します。

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8波は来る!

感染者数が減った原因は何でしょうか?

鈴木先生「今までの波の高さと長さから、当初から予想されていた部分はあります。ひとつはワクチンの効果、もうひとつはある程度の人がかかって、少し集団免疫的な部分も出きてきたかもしれません」

現在の7波はこのまま落ちつき「ひとまず収束だと思います」と見る鈴木先生。
しかし新たに来るであろう8波についてはこのように予測します。

鈴木先生「8波は間違いなく来ます。7波が10月の最初までで、おそらく10月、11月くらいは落ち着いていて、11月後半から12月くらいにまた8波が出てくる可能性があります」

両方に効く新しいワクチン

現在の主流であるオミクロン株に対応した新しいワクチンができ、接種が始まっています。新しいワクチンは、これまでと比べてどう違うのでしょうか?

鈴木先生「オミクロン株にも対応できますが、最初の武漢株にも対応できる、2つに対応できるワクチンです」

効果は新しいワクチンの方が高いのでしょうか?

鈴木先生「オミクロン株はワクチンをすり抜けると言っていましたけど、今回のワクチンは打ってからできる抗体が、従来の1.5倍から1.8倍と上がっています。そうなると、免疫の効果はあると言われています」

初めて打つ人は?

オミクロン株にも武漢株にも対応する新しいワクチンですが、今後はどの接種会場でもすべてこのワクチンになるのでしょうか?

鈴木先生「それが基本ですが、新しいワクチンはブースター効果といって、1回目、2回目を打った人でないと打てないです。
つまり基礎免疫をつけた人に対して、追加免疫として使うワクチンです。そういう形のデータしかないので、初めて打つ人は打てないです」

まったく初めて打つ人は、従来のワクチンを2回打つ必要があり、その後でようやく新しいタイプのものを接種できるそうです。

ワクチンも新しくなる?

これからもさらに変異が予想される新型コロナウイルス。インフルエンザのようにワクチンも新しいタイプのものが出てくるのでしょうか?

鈴木先生「そうですが、インフルエンザは南半球、北半球とあって、南半球が最初に流行って、北半球なので、半年前のデータを使ってワクチンを作るということが可能です。

コロナの場合は季節性がはっきりしていないので、予想がつきにくいです」

感染拡大に間に合うかどうか、という課題もあるようです。

鈴木先生「世界的に新しいウイルスが出てきてから作り始めるので、いったん流行のピークが過ぎつつある時点でやっと世の中に出てくる、となるかもしれません」

今年インフルエンザは流行する?

コロナ禍の陰で一昨年から流行が目立たなかったインフルエンザですが、今年は流行するのでしょうか?

鈴木先生「今年は流行するんじゃないかと言われていますが。こればかりはわかりません」

そろそろインフルエンザのワクチンの接種が始まりますが、新しいコロナワクチンと両方打っても大丈夫なのでしょうか?

鈴木先生「同時接種しても安全性(副反応)の面、抗体のできやすさの面、統計学的には優位な差はないとなっています」

同じ日に接種してもOKと話す鈴木先生。

多田「コロナはこのまま収まりきって欲しいし、インフルエンザも感染拡大しないで欲しいですが、その時期にならないとわからないんですね」

私たちは今まで通り、ワクチンや生活習慣による予防だけはしっかりしておきましょう。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年09月26日07時19分~抜粋

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