多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

一味違う釣り体験!神戸「KAIKENの釣り堀」が9月にオープン

神戸市垂水区にある商業施設のマリンピア神戸には、神戸市立「さかなの学校」という漁業に関する学習施設があります。

さまざまな体験を通じて漁業に関する知識を学んだり、海や魚の関心を高めてもらう目的で建てられた施設ですが、9月に「KAIKENの釣り堀」という釣り堀がオープンしました。

この釣り堀が普通とは違い、さまざまな技術が取り入れられているとのことですが、どのような特徴があるのでしょうか?

9月22日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、運営する兵庫ベンダ工業の海洋水産技術研究所主任の玉城綾乃さんに伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

8台のモニターがずらり

この釣り堀で1番の特徴は、水槽内に水中カメラが付いていて、8台のモニターで魚がエサに食いつく様子が見られること。

水槽の大きさは高さが2.4m、縦横は2.1mと5.5mで、入っている魚は1,000匹ほどだそうで、2つの水槽があり、それぞれにアジとサバ、未利用魚が入っています。

未利用魚とは、水揚げされた魚の中で小さすぎるなどの理由で売られることがなかった魚のことです。

結構魚の食いつきは良く比較的簡単に釣れるそうで、モニターでもその様子がしっかり見られるそうです。

ただ、釣っている人からすると、釣れている瞬間に余裕はないからか、あまり画面を見ている人はいないそうです。

学習館なのでこどもが多いのですが、どちらかといえば、一緒についている保護者の方が受付にもついているモニターを見ているそうです。
 

モニターをつけた理由

「KAIKENの釣り堀」の「KAIKEN」とは海洋水産技術研究所の略で、兵庫ベンダ工業という金属加工や海洋研究など幅広い事業を展開している民間企業が運営しています。

釣り堀にモニターを設置するという発想は、どのようにして生まれたのでしょうか。

玉城さん「釣られる瞬間とか、魚がどうやってエサに食いつくかっていうことって、なかなか見る機会がないと思うんです。

そういうところを見てもらうにはどうしたら良いのかなと思ったら、モニター画面をつけようということになりました」

ここで多田しげおが「画面を見ながら釣るのって、それ邪道じゃないですか?」と、ちょっと意地悪な問いかけをしましたが、学習施設の中にある釣り堀ですので、釣れやすくするという目的よりは、学習目的でつけたというわけです。

また、食いつく様子だけではなく、食いつく前にどのような動きをするのかも見られるので、釣りの参考になるかもしれません。

釣った後のお楽しみも

この水槽ではサバやアジなどが泳いでいるとのことですが、釣った魚を食べることはできるのでしょうか。

玉城さん「釣れた魚はお客さんの目の前でさばいて、ムニエルで食べていただけます」

魚の生態を知り、釣りを通じて漁業の一端を体験し、最後に食べるということを通じて、海や漁業に関する知識を深めることができる施設。

釣りは初めてという方も含め、こどもだけではなく大人も楽しめる施設となっています。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2022年09月22日07時41分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報