多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

放置すると骨が溶ける!?女性に多い「関節リウマチ」

専門医が身近な病気のことをわかりやすく解説する『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』(CBCラジオ)のコーナー「健康で生きる」。

9月のテーマは「膠原病の病気・関節リウマチ」です。
14日の放送では、大同病院 膠原病・リウマチ内科の主任部長の土師先生が「関節リウマチ」について解説します。

聞き手は多田しげおです。

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関節リウマチとは?

多田「関節リウマチとは、どんな病気なのでしょうか?」

土師先生「関節リウマチは慢性的に両手が鏡写しで対照的に炎症が起こり、痛く腫れる病気です。
関節の痛み、腫れ、こわばりが出て赤くなり、指が曲がらなくなります」

多田「鏡写し…つまり右手の人差し指に症状が出ると左手の人差し指に症状が出ると。
発症の年齢や男女比はわかっていますか?」

土師先生「2対1で女性に多い病気です。また、40~60歳代での発症が多いんです」

多田「女性に多い理由ははっきりしているのでしょうか?」

土師先生「これについてはまだ理由ははっきりしていません」

症状は?

多田「患者さんの人数は先週お聞きしたお話では、膠原病の方が全体で約100万人で、その70%が関節リウマチということでしたから、約70万人ということでしょうか?」

土師先生「はい、そうです。案外多いと思われますね」

多田「この病気の診断はどのように行われますか?」

土師先生「まずは関節が腫れているかどうか、手の指先から第2、第3関節に症状が出ます。8~9割出るので、それを診断します」

多田「関節の腫れなどの症状だけで判断するのでしょうか?」

土師先生「典型的な症状が出ている場合は、その後採血検査へ進みます。
採血検査で、リウマチ因子、自己抗体、炎症反応の数値を測定します」

早期発見・早期治療を!

多田「やはり発見は早いに越したことはないですよね。診断が遅れるとどうなりますか?」

土師先生「骨びらんと言われる関節破壊が進行して骨が溶けてしまいますので、早期に診断を受けて、早く治療を受けることをおすすめしています」

多田「早期発見、早期治療。それが関節リウマチだということですね」

今回は大同病院 膠原病・リウマチ内科主任部長の土師先生が「関節リウマチ」について解説しました。
次回のテーマは「関節リウマチの治療方法」です。
(新海 優・Yu Shinkai)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年09月14日08時13分~抜粋

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