多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

シャインマスカットを超える美味しさ?クイーンルージュ

9月12日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』(CBCラジオ)の「ザ・ランキング」では「好きなブドウの品種」を取り上げました。

1位はシャインマスカット、2位は巨峰、3位はナガノパープルです。このナガノパープルは長野県で品種改良された皮ごと食べられるブドウです。

実はブドウの産出額第1位の長野県では、さらに新しい品種が開発されました。名前は「クイーンルージュ」。

長野県果樹試験場の育成部長で開発に携わった峯村万貴さんに伺いました。

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赤い新品種誕生

クイーンルージュの色は濃い紫、赤に近く、シャインマスカットのように一粒一粒がちょっと長いイメージで、粒の大きさも同じくらいです。

クイーンルージュも種なしで皮ごと食べられます。ただ皮の厚みはシャインマスカットより少し薄めでやわらかいので、より食べやすいそうです。

甘さも糖度が20%以上あって、甘みをしっかり感じられるブドウです。これもシャインマスカットと同じか、それ以上とのことです。

開発に10年以上

ブドウの品種改良には時間がかかるのでしょうか?

峯村さん「果物の新品種の開発には10年以上かかることが多く、クイーンルージュも10年くらいかけて開発してきたものです。
種をまいて苗ができてから、ブドウだとまた3年くらい経たないと実がならないです」

多田「木が大きくなって実がなるまでですからね。ということは同時進行でやっていくわけですね」

ユニコーン+シャインマスカット

クイーンルージュはどの品種を掛け合わせたものでしょうか?

峯村さん「ユニコーンという赤くて味のいい皮ごと食べられるブドウと、シャインマスカットを交配したものです。
皮ごと食べられる“赤”をめざして作ってきました」

種がなく、皮まで食べられる、大粒のブドウといえば、緑のシャインマスカット、紫のナガノパープルとありますが、それに赤のクイーンルージュが加わったわけです。

クイーンルージュは2019年に品種登録され、昨年に初出荷されました。
そして今年はもう少し出荷量が増えているそうですが、どの程度出回っているのでしょうか?

峯村さん「路地物は今月の下旬から10月上旬ころが収穫期になるので、これから店頭に出るかなと思います」

シャインマスカット超え?

気になるクイーンルージュの味。反響はどうでしょうか?

峯村さん「皮がやわらかくて食べやすいのと、甘みが強くておいしいと言われます」

もしかしたらシャインマスカットの人気を超えるかもしれませんね。

峯村さん「これからいろいろな地域の方にも食べていただけるようになっていくと思いますので、楽しみにしてください」

まだ出荷量が少ないので、値段は若干高めとのことですが、通販でも手に入れられるそうです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年09月12日07時41分~抜粋

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