多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

今が旬の「甘エビ」、本当の名前を知ってますか?

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)、旬の食材を紹介する「旬食」のコーナー。

8月30日の放送では、名古屋市中央卸売市場 中部水産株式会社の小島一成さんに、これからまさに旬を迎える「甘エビ」の選び方と、おいしいレシピについて伺いました。

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甘エビってどんなエビ?

小島さんによると、ここのところ海水の温度が低下してきたこともあり、秋の魚が少しずつ入荷してきてはいるものの、全体的な入荷数は少ないといいます。とはいえ、高値で取引されているわけではないんだとか。

今回取り上げたのは「甘エビ」。現在73歳の多田しげおが若い頃は「めったに見かけなかった」というエビです。

改めて、甘エビとは一体どんなエビなのでしょうか。

甘エビの正式名称は「ホッコクアカエビ」ですが、一般的には「甘エビ」という愛称で知られています。

多田「ホッコクということは、北海道なんかが主な産地なんですか?」

小島「産地は北海道が一番多くて、新潟、富山、石川というところですね」

多田「ちょっと前は、『北陸に行ったら甘エビというおいしいエビがあるんだよ』というイメージもありましたもんね」

北海道や石川では「甘エビ祭り」も開催されます。

今年は甘エビの当たり年?

甘エビは9月1日から網漁が解禁となります。

今年は雨が多く降ったため、富山を中心にアルプスの山のエキスが入ったことから、小魚や海藻類が多くなり、甘エビにとって最高の環境でした。

小島「おいしいものが獲れるんじゃないかという予想をしております」

多田「富山湾は『自然のいけす』なんて言われてますもんね。そこへ栄養分が今年はいっぱい入って。甘エビはおいしくなってるはずだ、ということですね」

漁が始まるとすぐに、スーパーには獲れたての甘エビが並びます。

よりおいしい甘エビを見分けるには、どこを見ればよいのでしょうか。

頭と身のぐらつきをチェック

「まずは、頭と身の間のぐらつきがないものを選んでいただきたい」と小島さん。

少し触ってみてぐらぐらするものは避け、頭と身がしっかりつながっているものを選ぶと良いそうです。

小島さんがいつも言うように、「ハリやツヤ」は基本です。

「小島さんおすすめのおいしい食べ方を教えてください」と言う多田に、小島さんが今回もとっておきの食べ方を伝授してくれました。

甘エビの頭は捨てないで!

身は甘エビ丼やお刺身としてそのままいただきます。
しかし小島さんのおすすめは、頭の部分なんだとか。

小島さん「これは非常においしいんですね。味噌汁にしてください」

頭とだしを入れて5分ほど煮てから、あくを取ります。あくは取りすぎると甘みがなくなってしまうため、“そこそこ”のところでやめます。

味噌を「ちょっと薄めかな」というぐらい入れ、少し火を入れてから最後に味付けを調整し、最後にねぎを入れていただきます。

小島さん「失敗なく作れますので」

多田「つまり、甘エビの頭を捨てたりせずに、味噌汁に入れるとむちゃくちゃおいしいよ、と」

小島さん「濃い味が楽しめますよ」

9月1日からが甘エビのシーズン。早速「甘エビの味噌汁」を作ってみたいと思います。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年08月30日08時15分~抜粋

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