CBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「金曜コラム」コーナーでは、CBC論説室特別解説委員の石塚元章が、1つのキーワードをもとにさまざまな調査を行い、解説しています。
8月26日から3日間、名古屋では「にっぽんど真ん中祭りが」開催(オンラインでも9月1日から4日間開催)されることから、26日放送のキーワードは「真ん中」でした。
岐阜、兵庫、群馬…「日本のへそ」はどこにある?
「真ん中」の定義
あらためて「真ん中」の定義をおさらいしてみますと、どこの位置からも同じ距離にある場所ということになります。
円は逆に中心を先に決めて、そこから同じ距離にある点が集まったものです。
また、距離の他にも真ん中という考え方があり、1年の真ん中は何月何日かという時間的な真ん中、クラスの中で真ん中の成績は誰か、といった順位としての真ん中といった考え方もあります。
さらに数値的な真ん中以外にもイメージとしての真ん中もあり、例えば「街の真ん中で」というのは、何も市の地理的な中心位置を指しているわけではなく、人がたくさん集まる場所という意味で使われています。
また、別のものが加わることで真ん中になるケースもあり、新幹線の座席で真ん中の席というのは両側に席があるからこそできるものです。
新幹線で両側に人がいなければ真ん中は最高だけど、予約の時に窓側か通路側を選択するという方もいらっしゃるでしょう。
円は逆に中心を先に決めて、そこから同じ距離にある点が集まったものです。
また、距離の他にも真ん中という考え方があり、1年の真ん中は何月何日かという時間的な真ん中、クラスの中で真ん中の成績は誰か、といった順位としての真ん中といった考え方もあります。
さらに数値的な真ん中以外にもイメージとしての真ん中もあり、例えば「街の真ん中で」というのは、何も市の地理的な中心位置を指しているわけではなく、人がたくさん集まる場所という意味で使われています。
また、別のものが加わることで真ん中になるケースもあり、新幹線の座席で真ん中の席というのは両側に席があるからこそできるものです。
新幹線で両側に人がいなければ真ん中は最高だけど、予約の時に窓側か通路側を選択するという方もいらっしゃるでしょう。
日本のへそは20カ所?
「真ん中」は他にもさまざまな言い方があり、中心、中央、核、核心、あとはハブ空港といった「ハブ」というものもあります。
他にも中間、要(かなめ)、センターなどもあるだけではなく、目玉やへそというように、身体の一部でも例えられます。
そのへそですが、自分のところが「日本のへそ」だと表明している場所が、石塚が調べたところ、全国で20か所近くもあるそうです。
人間のへそは1つですし、中心が20個もあるのはおかしいように感じるかもしれませんが、これは中心の考え方がそれぞれ異なるためです。
例えば人口重心という考え方でいいますと、岐阜県のあたりとなります。
これは、日本に住む人全員が仮に同じ体重として、日本列島の上に全員が乗った場合、バランスが取れる点はどこかというのを統計から分析した結果、出てきたものです。
ただ、東京の一極集中が進んでいるからか、へそはだんだん東の方へ移動しているそうです。
他にも中間、要(かなめ)、センターなどもあるだけではなく、目玉やへそというように、身体の一部でも例えられます。
そのへそですが、自分のところが「日本のへそ」だと表明している場所が、石塚が調べたところ、全国で20か所近くもあるそうです。
人間のへそは1つですし、中心が20個もあるのはおかしいように感じるかもしれませんが、これは中心の考え方がそれぞれ異なるためです。
例えば人口重心という考え方でいいますと、岐阜県のあたりとなります。
これは、日本に住む人全員が仮に同じ体重として、日本列島の上に全員が乗った場合、バランスが取れる点はどこかというのを統計から分析した結果、出てきたものです。
ただ、東京の一極集中が進んでいるからか、へそはだんだん東の方へ移動しているそうです。
元祖・日本のへそはどこ?
距離的な中心1つとっても、いろいろな考え方があります。
また群馬県渋川市は、北海道の宗谷岬と鹿児島県の佐多岬を円で結んだ時、中心に来るのが渋川市ということで、へそと表明しています。
兵庫県西脇市は、東経135度と北緯35度が交わる場所があることからへそと呼んでいますが、ルーツは大正時代に陸軍が測量し、標柱が建てられたことにまでさかのぼります。
日本へそ公園駅というものがあったり、今年、日本のへそ西脇夏まつりが開催されたりしています。
これらのへそ、中心は客観的な根拠があって決められるものですが、政治的なスタンスなど、概念としての真ん中はなかなか難しいものです。
AとBの考えが2つあって、いくら自分が中道でバランスが取れていると思っていても、Aの人から見るとB寄りに思われますし、Bの人から見るとA寄りととらえられます。
最後に石塚は「どこが真ん中かというのは難しくて揉めることもあります。実は簡単に決められなくて難しいです」とまとめました。
(岡本)
また群馬県渋川市は、北海道の宗谷岬と鹿児島県の佐多岬を円で結んだ時、中心に来るのが渋川市ということで、へそと表明しています。
兵庫県西脇市は、東経135度と北緯35度が交わる場所があることからへそと呼んでいますが、ルーツは大正時代に陸軍が測量し、標柱が建てられたことにまでさかのぼります。
日本へそ公園駅というものがあったり、今年、日本のへそ西脇夏まつりが開催されたりしています。
これらのへそ、中心は客観的な根拠があって決められるものですが、政治的なスタンスなど、概念としての真ん中はなかなか難しいものです。
AとBの考えが2つあって、いくら自分が中道でバランスが取れていると思っていても、Aの人から見るとB寄りに思われますし、Bの人から見るとA寄りととらえられます。
最後に石塚は「どこが真ん中かというのは難しくて揉めることもあります。実は簡単に決められなくて難しいです」とまとめました。
(岡本)
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