『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)、旬の食材を紹介する「旬食」のコーナー。8月23日の放送では「夏秋(かしゅう)トマト」を取り上げました。
名古屋市中央卸売市場・名古屋青果株式会社の久野さんに、夏秋トマトの生産地や栄養、久野さんとっておきの「キンキンに冷えたビールと相性抜群」のレシピについて伺いました。
本来のトマトらしいトマト
久野さんによると、野菜の入荷量は大雨や天候不順の影響で減少傾向。特に青森や北海道が主産地の大根やニンジンは品薄状態が続いているそうです。
今回取り上げた「夏秋トマト」は、主に5月頃に定植し、7~10月に収穫するトマト。名前の通り「夏から秋」に収穫するトマトです。
夏秋トマトの特徴を尋ねる多田しげおに、「トマトは夏野菜なので、自然の中で生産されたものが、この夏秋トマト」と久野さん。
つまり「本来のトマトらしいトマト」であるということです。
おいしくて栄養たっぷり!
名古屋青果が入荷している夏秋トマトの産地は、岐阜の郡上・飛騨、愛知の奥三河、南信州、青森、北海道などの雪深い高冷地です。
これらは朝晩は涼しく、日中は暑い場所。一日の気温差が大きいと糖度が高くなり、甘みと酸味のバランスが良い、おいしいトマトができるそうです。
多田「色はやっぱり、特に濃い赤ですか?」
久野さん「鮮やかなトマトの赤色がいいですね」
多田「赤い色ってリコピンなんでしょ?」
久野さん「そうですね。このリコピンは抗酸化作用があるといわれていまして。熱にも強いので、煮たり焼いたりしても抗酸化作用が低下しにくいという長所があります」
夏秋トマトは、おいしくて栄養たっぷりというわけです。
「トマトの砂糖醤油漬け」
「じゃあこの夏秋トマト、おすすめのレシピをひとつ」とおねだりする多田に、「トマトの砂糖醤油漬けです」と久野さん。
このレシピは「郡上の生産者の奥さんに教えていただいた料理」と聞いて、「つまり本場のプロの味というわけですね」と多田の期待も高まります。
1.まず、玉ねぎを粗くみじん切りにします。
2.容器に砂糖、酢、ごま油を合わせて漬け汁を作り、みじん切りにした玉ねぎを混ぜ合わせます。
3.トマトを食べやすい大きさに切って漬け汁に入れ、蓋をして冷蔵庫で30分~1時間冷やし、味がなじんだら完成です。
食べだしたら止まらない味
多田「要は漬け汁を作って、それに漬けておいたトマトということですね。食べた時、どんな感じなんですか?」
久野さん「本当に簡単にできて、トマトの甘みと酸味がほどよくて。玉ねぎがアクセントになりまして、ひんやりあっさりで、食べだしたら止まらなくなりますね」
味を想像して、思わず「へ~!食べてみたい」と声をあげる石坂窓花。
多田「当然久野さん、ビールですか?」
久野さん「これはキンキンに冷えたビールと相性も抜群でしてね。この残暑にも負けないパワーをもらいますね」
多田「キンキンに冷えたビールと、冷やしたトマトの砂糖醤油漬けですね!」
相性バッチリのビールと夏秋トマトで、残暑を乗りきりましょう。
(minto)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年08月23日08時13分~抜粋