多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

北海道庁がクラウドファンディング!「ほっかいどう恐竜・化石カレンダー」

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』、全国のさまざまな地域の話題を紹介する「日本全国おはようさん!」のコーナー。

8月18日の放送では、北海道庁がクラウドファンディングを行っている「ほっかいどう恐竜・化石カレンダー」を取り上げました。

北海道庁の総合政策部地域創生局地域政策課 主幹の小林有さんに、北海道と恐竜についてのお話を伺いました。

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人類は地球上の新参者

実は北海道は「恐竜の化石の宝庫」。北海道庁はこれまでにも「恐竜・化石カード」や「恐竜・化石マップ」の制作を行っています。

「ほっかいどう恐竜・化石カレンダー」は、北海道の草創期・白亜紀から現代までの約「1億4千500万年」の期間を365日に換算して、その時代時代を彩った恐竜やアンモナイト、マンモスゾウなどの北海道に住んでいた生物を紹介するカレンダーです。

365日のうち、人類が登場するのはなんと最後の最後。12月31日です。

「それまでは恐竜や貝類、大型の哺乳類の時代がほぼほぼ占めております」という小林さんの言葉に、「人類は地球上の新参者なんですね!」と多田。

北海道は化石の宝庫

それではなぜ、北海道で恐竜の化石が多く見つかっているのでしょうか?

北海道は現在でこそ四方を海に囲まれた島ですが、白亜紀には影も形もありませんでした。

のちに北海道を形作るパーツは、西側では「ユーラシア大陸の岸辺の一帯」、東側は「遠く北東の海の中」にあったと考えられています。これらが海に沈み、プレートの動きで長い時間をかけて移動して合体し、現在の北海道の形になりました。

「ユーラシア大陸にいた恐竜さんたちは、そのまま乗って今の北海道あたりに来たということなんですか?だから北海道は化石の宝庫なんですね」と多田も納得。

寒冷期、陸地に降った雪が溶けず、海面が大きく下がりました。陸続きになったところからマンモスゾウ、オオツノジカ、ナウマンゾウもやってきて、それらを追いかけて人類もやってきたということです。

365日目にやっと登場!

昨年の人事異動でこの事業の担当になった小林さん。それまで恐竜に関心がなかったものの、勉強をすすめるうちに、地球上の生物の大先輩である恐竜や古生物に親近感を抱くようになったといいます。

多田「生物が進化してきて、そこでいろいろな動物が生まれては死に絶えて。1年365日のたった365日目に登場する人類の、昨日・今日・明日の1日はなんてのは、そんなことでごちゃごちゃ考えてたらダメですね!」

小林さん「いろんな古生物たちはさまざまな環境に適応しながら厳しい自然を生き抜いてきたので、自分も小さなことにクヨクヨしないでがんばらなくては、という気持ちです」

10月末までクラウドファンディング

「ほっかいどう恐竜・化石カレンダー」は、一般のカレンダーとは異なり、何月何日の何曜日かは表示されていません。

1~7月までは白亜紀、そのあとは暁新世(ぎょうしんせい)、漸新世(ざんしんせい)と、過去の時代を365日に換算しています。

過去に学べるカレンダー「ほっかいどう恐竜・化石カレンダー」は、10月末までクラウドファンディングを実施しています。
(minto)
 
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2022年08月18日07時41分~抜粋

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