多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

長野県美ヶ原の旅館でオランダ人が若女将に!日本に魅せられ6年

長野県美ヶ原温泉にある旅館「翔峰」では、若女将としてオランダ人のノエル・ライカーズさんが務めています。

なぜ彼女は日本に来て若女将になったのでしょうか?

7月14日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、ライカーズさんに聞きました。

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いっぺん行ってみたかった

「日本に来て6年目になります」と語るライカーズさん。
こどもの頃から日本が好きで、小学生の時はアニメ、漫画、その後は空手、柔道、さらに神道、日本の神話などいろんなことに興味を持つように。

「日本のことが好きでいっぺん行ってみたいなと思って、高校留学に申し込んで、16歳の時に初めて日本に来ました」

「一回」とか「一度」ではなく「いっぺん」という言葉の選び方に、すっかり日本に馴染んでいる感があります。

北アルプスに感動

テレビなどで見ていて、想像通りの日本だったそうですが、実際に来てみて驚いたのは山だそうです。

「長野県が留学先でしたので、長野県に来て一番感動したのが日本アルプスですね」

オランダは国土の4分の1が海より低い干拓地の国で、山がありません。

「ここに来て、生まれて初めて山をこんなに近くから見られて、素晴らしい。自然豊かで本当に感動しました。上高地も、本当に山の中なので大好きです」

美ヶ原温泉から松本市を抜けて、国道158号線で西へ行けば、北アルプスの麓の観光地、上高地です。

こんな私でいいのかな?

ライカーズさんは、長野県を中心に交通・観光などの事業展開を行うアルピコグループに就職。そしてこの春から旅館「翔峰」の若女将となりました。
どんな経緯で若女将になったのでしょうか?

実はライカーズさん、前職もホテル勤務で接客が好き。「旅館」はオランダにも、他の海外にもなく、日本独特の物なので興味はあったそうですが、自分が勤めることまでは考えていなかったんだとか。
しかし上司から提案があり…。

「こんな私でいいのかな?と、正直思って、いろいろ不安だったけど挑戦してみました」

お客さんとの身近な距離

ホテルはビジネスでの利用もあるので、客との間にある程度の距離ができます。
一方で旅館はレジャーでの利用が主なので、ホテルとは距離感が違うと話すライカーズさん。

「旅館はホテルと違って、もっとお客様と近いところからおもてなしができるので、それがすごい好きです。
もちろん旅館は日本文化があふれるところですので、それも毎日勉強していて、すごく楽しいです」

ライカーズさんが若女将として玄関で出迎えると、びっくりするお客さんもいるそうです。日本語がどのぐらい話せるか、不安が顔に出ていたりするんだとか。

しかし、話し出すと安心して、ここに来た理由や、日本を好きになった理由などを質問されるそうです。

一緒にお話ししませんか?

「翔峰」の日本茶体験コーナー「茶房IPPUKU」では、ライカーズさんが煎茶を入れてくれるそうです。

「お茶体験では、お客様とゆっくりお話もできて私も楽しいし、お客様に楽しんでいただければ、それは何よりも嬉しいことです」

接客業が天職と言わんばかりに、よくしゃべるライカーズさん。
声だけ聴くと元気な日本人の女将さんというイメージです。

「翔峰からの景色も素晴らしいし、私が大好きな山もここから綺麗に見えます。温泉もゆっくりできますので、ここは本当にいい地域ですよ」

本当に山が好きで女将の仕事が好きなノエル・ライカーズさんです。
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年07月14日07時45分~抜粋

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