多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

北限の海女が「甘くて最高」と絶賛する久慈のウニ

岩手県久慈市の小袖漁港では、コロナ禍で中止されていた「北限の海女」による素潜り実演が久しぶりに行われています。

7月7日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!』では、海女の欠畑美也子さんに話を伺いました。

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久しぶりに潜った

久慈市の子土出漁港は、NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で注目されたところ。
毎年観光客に見てもらうため、海女さんたちの素潜りの実演が行われていましたが、この2年間はコロナ禍の影響で中止していました。

今年7月3日、3年ぶりに海女さんの素潜りの実演が行われました。

「潜るのが大好き、話すのが下手くそですが。本当にお客さんに来てもらって、拍手してもらって嬉しかったですね」とベテラン海女の欠畑さん。

海女の環境

潜っている海の水深はどの程度でしょう?

欠畑さん「深いですねえ。干潮の時はそんなに感じないんだけど、満潮時はもう深いです」

場所に寄りますが、観光用で5~10メートル近くあるそうです。

3日に潜った時の水温は17度と、例年よりも高かったそうです。
ちなみにコロナ渦で中止になる直前、一昨年の水温は14度でした。

獲れるのはムラサキウニという種類で、1回潜ると10個ぐらい獲れるそうです。

ベテラン海女

素潜りで潜る時間は1分前後だそうです。

欠畑さん「若い時はもっと潜れたような気がしたんだけど、やっぱり歳とともにね」

現在64歳の欠畑さんは、この道40数年のベテラン。素潜りを始めたのは17歳か18歳の頃だとか。

欠畑さん「結婚が早かったんですよ」

夫婦での漁は、妻は素潜り、夫は船上から箱眼鏡で海の中を覗きながら行うとか。

男女は曜日によって獲る日が異なるそうですが、それによって資源が守られているということです。

甘くて最高、久慈のウニ

観光のための実演ではなく、自分たちが食べるために、ウニを獲る日もあるそうです。

「それが本気取りって言うんですよ。みんな、一年間溜めてるパワーを使い切る時ですね。本気取りは、その時にしか潜れないから」

本気取りの日は気合が違うようです。

海が好き、潜ることが大好きな欠畑さんは、観光客の皆さんが、自分たちが獲ったウニを食べて、笑顔でおいしいと言ってくれることが嬉しいと言います。
そして久慈市のウニについてはこう評します。

「最高ですね。ホントにすっごい美味しいです。今年なんて本当に甘くて、食べた人たちがみんな喜んでくれますね」

北限の海女たちによる素潜りの実演は9月まで行われる予定です。
(尾関)
 
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2022年07月07日07時39分~抜粋

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