北海道様似町には、マダニのネックレスを作っている方がいます。
透明な板の中にマダニがいて、まるでマダニの標本です。
なぜこのようなネックレスを作ったのでしょう?
6月23日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、制作者の様似町役場商工観光課 アポイ岳保全係の学芸員、水永優紀さんに聞きました。
オシャレに敏感な人はつけている?可愛いマダニネックレスとは?
山で出会った嫌なヤツ
水永さん「調べてるうちに面白くなってきて、それでいろんな人に知ってもらいたいと思って、こういうグッズ制作に至りました」
仕事柄、アポイ岳の高山植物を調査するために登山道の外に出ることが多い水永さん。
どうしても藪の中に入ることになり、そこで身体にマダニがついてしまうそうです。
最初は嫌だったのですが、調べていくと一種類ではないことがわかり、しかも発生する季節が種類によって違い、持っている病気も種類によって違うなど、マダニへの興味が沸いて、今ではネックレスを作るまでになったそうです。
仕事柄、アポイ岳の高山植物を調査するために登山道の外に出ることが多い水永さん。
どうしても藪の中に入ることになり、そこで身体にマダニがついてしまうそうです。
最初は嫌だったのですが、調べていくと一種類ではないことがわかり、しかも発生する季節が種類によって違い、持っている病気も種類によって違うなど、マダニへの興味が沸いて、今ではネックレスを作るまでになったそうです。
いつもマダニと一緒
水永さん「登山道を歩いているだけで、草の先端でマダニは待ち構えてるんですけど、それを見つけ次第、指で摘んでチャック袋に入れて捕獲しています」
ネックレスに入っているマダニはもちろん本物。
マダニは身体に付いたら、皮の薄いところを狙って噛むので、皮が比較的固い指で摘めば嚙まれることはないそうです。
捕獲したマダニは種類ごとに分け、2週間乾燥させます。
UVレジンという透明な樹脂で固めて、チェーンをつけるとマダニネックレスの出来上がり。
マダニキーホルダー、マダニピンバッジ、マダニピアスもあります。
マダニは、嚙みつくと離れない特性から「学業などにも集中できる」というキャッチフレーズも考えられています。
ネックレスに入っているマダニはもちろん本物。
マダニは身体に付いたら、皮の薄いところを狙って噛むので、皮が比較的固い指で摘めば嚙まれることはないそうです。
捕獲したマダニは種類ごとに分け、2週間乾燥させます。
UVレジンという透明な樹脂で固めて、チェーンをつけるとマダニネックレスの出来上がり。
マダニキーホルダー、マダニピンバッジ、マダニピアスもあります。
マダニは、嚙みつくと離れない特性から「学業などにも集中できる」というキャッチフレーズも考えられています。
オシャレで可愛い
水永さん「今はホント、マダニが好きで、一番好きなのはシルツェマダニってマダニが好きです。特にメスは、赤と黒のツートンカラーがとってもオシャレで可愛いんです」
ネックレスの中に封入するのはシルツェマダニのメスだけでなく、アポイ岳にいる3種類のマダニと、そのオス、メス各一匹ずつ。
アポイ岳にいるマダニは、それぞれ持ってる病気が違い、それを知ってもらうために3種類とも作るようにしているんだそうです。
学芸員の仕事は、あくまでもアポイ岳の保全とマダニの危険性を周知させることにあります。
ネックレスの中に封入するのはシルツェマダニのメスだけでなく、アポイ岳にいる3種類のマダニと、そのオス、メス各一匹ずつ。
アポイ岳にいるマダニは、それぞれ持ってる病気が違い、それを知ってもらうために3種類とも作るようにしているんだそうです。
学芸員の仕事は、あくまでもアポイ岳の保全とマダニの危険性を周知させることにあります。
マダニグッズ大人気
マダニネックレスを考案した当初は、アポイ岳がマダニの多い山だと知られると観光客の減少に繋がると、役場ではいい印象がなかったそうです。
それでも試験販売したところ大反響で、今ではふるさと納税の返礼品に。新聞で紹介されたこともあり、ふるさと納税と通信販売分は完売。現在は店頭販売だけの状態です。
マダニネックレス販売当初、意外に多かった購入者が医療従事者と学校の先生。
今までマダニを安全に見られる標本がなく、写真で教えていたところ、このネックレスが登場。
現物を安全に観察するためのツールとして、たくさん購入していく人が多かったんだとか。
そういう意味では、水永さんの初期の目的は達せられています。
水永さん「個人的にはマダニが好きですし、それぞれにいろんな模様があって、ちょっとクモっぽくて可愛いと感じる人もいるんですけど、マダニは感染症を媒介する危険な害虫です。その危険性をわかった上でアポイ岳に登っていただきたいですね」
ちょっと複雑な心境の水永優紀さんでした。
(尾関)
それでも試験販売したところ大反響で、今ではふるさと納税の返礼品に。新聞で紹介されたこともあり、ふるさと納税と通信販売分は完売。現在は店頭販売だけの状態です。
マダニネックレス販売当初、意外に多かった購入者が医療従事者と学校の先生。
今までマダニを安全に見られる標本がなく、写真で教えていたところ、このネックレスが登場。
現物を安全に観察するためのツールとして、たくさん購入していく人が多かったんだとか。
そういう意味では、水永さんの初期の目的は達せられています。
水永さん「個人的にはマダニが好きですし、それぞれにいろんな模様があって、ちょっとクモっぽくて可愛いと感じる人もいるんですけど、マダニは感染症を媒介する危険な害虫です。その危険性をわかった上でアポイ岳に登っていただきたいですね」
ちょっと複雑な心境の水永優紀さんでした。
(尾関)
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