最近、三重県の志摩の海でウツボが大量に発生しており、市ではウツボの駆除にも乗り出しています。
6月20日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、海のギャングとも言われるこの「ウツボ」を取り上げました。
ウツボはどういう魚か、なぜ志摩で大量に発生しているのか、三重大学名誉教授の木村清志先生に伺いました。
三重県・志摩の海でウツボが大量発生している意外な理由
リボン状の魚
まず、ウツボはどういう魚でしょうか。
木村先生「広い意味でいうとウナギの仲間です。形は平べったくて長い、リボン状です。和名ウツボといわれているものはだいたい80cmくらいまでです。
見た目は狂暴な顔つきです。口は耳元まで裂けて鋭い歯が並んでいます。海の中でも口を大きく開けて威嚇をします。でも襲ってはこないです。
大きなものを見ると習性で威嚇します。ただ通常こちらが近づくと逃げます」
普段はどんな場所に住んでいるのでしょう?
木村先生「だいたい岩場です。岩の隙間に身を潜めています。主には魚を食べています。タコも好きなようです。
岩陰で待ち伏せしていて、大きな口でパクっと食べます。夜に魚が寝ている時に食べたりします」
木村先生「広い意味でいうとウナギの仲間です。形は平べったくて長い、リボン状です。和名ウツボといわれているものはだいたい80cmくらいまでです。
見た目は狂暴な顔つきです。口は耳元まで裂けて鋭い歯が並んでいます。海の中でも口を大きく開けて威嚇をします。でも襲ってはこないです。
大きなものを見ると習性で威嚇します。ただ通常こちらが近づくと逃げます」
普段はどんな場所に住んでいるのでしょう?
木村先生「だいたい岩場です。岩の隙間に身を潜めています。主には魚を食べています。タコも好きなようです。
岩陰で待ち伏せしていて、大きな口でパクっと食べます。夜に魚が寝ている時に食べたりします」
鋭い歯に要注意
毒はあるのでしょうか?
木村先生「和名ウツボと呼ばれているのは毒はないです。沖縄とかに住んでいる毒ウツボには毒があります。
いずれにしても歯が鋭いので噛まれるとかなりケガをします」
漁師さんがウツボがかかって船の上では結構大変らしいですね。
木村先生「ウナギの仲間は水からあげても強いです」
木村先生「和名ウツボと呼ばれているのは毒はないです。沖縄とかに住んでいる毒ウツボには毒があります。
いずれにしても歯が鋭いので噛まれるとかなりケガをします」
漁師さんがウツボがかかって船の上では結構大変らしいですね。
木村先生「ウナギの仲間は水からあげても強いです」
なぜ増えている?
さて、最近ウツボが志摩の海で増えている理由はなんでしょうか。
木村先生「どうも場所にもよりますが、志摩や尾鷲では今までウツボを加工していた業者が廃業された。
漁業者がウツボを獲っても売れない、そうなると獲りません。それで増えたのではないかと考えられます」
ウツボを獲っていた業者が獲らなくなったことが原因のようです。
木村先生「ただ三重県沿岸では今でも加工していますし、高知県でもさかんです」
木村先生「どうも場所にもよりますが、志摩や尾鷲では今までウツボを加工していた業者が廃業された。
漁業者がウツボを獲っても売れない、そうなると獲りません。それで増えたのではないかと考えられます」
ウツボを獲っていた業者が獲らなくなったことが原因のようです。
木村先生「ただ三重県沿岸では今でも加工していますし、高知県でもさかんです」
ウツボの味は?
ウツボの味について語る木村先生。
木村先生「淡泊な味です。肉がもちもちで固いです。多くの人は刺し身でもおいしいと言います。
ハモのように骨があります。ウツボは身体がでかいので小骨でなく、大きな骨が入っていて、そのまま食べると大変です。
刺身の場合は骨をすき取る感じです。あるいは、細長く身を切って調理するとかです」
志摩の方では、逆に食用でブランド化できないかと考えているようですが。
木村先生「ただ、なわばりを作るような性格があって、獲り出すと一度はどっと獲れますが、あとはそれほど量は獲れないと思います。
一定数は獲れるし、地方の名物としてはいいですが、全国にばっと出すのはしんどいかもしれません」
先生のおすすめの食べ方はありますか。
木村先生「すでに和歌山県の名物になっていますが、ウツボを干して細かく切って、それを唐揚げにして、それを飴炊きにするのが好きですね。ビールのつまみにいいです」
結局、ウツボがおいしいという話に落ち着きました。
木村先生「淡泊な味です。肉がもちもちで固いです。多くの人は刺し身でもおいしいと言います。
ハモのように骨があります。ウツボは身体がでかいので小骨でなく、大きな骨が入っていて、そのまま食べると大変です。
刺身の場合は骨をすき取る感じです。あるいは、細長く身を切って調理するとかです」
志摩の方では、逆に食用でブランド化できないかと考えているようですが。
木村先生「ただ、なわばりを作るような性格があって、獲り出すと一度はどっと獲れますが、あとはそれほど量は獲れないと思います。
一定数は獲れるし、地方の名物としてはいいですが、全国にばっと出すのはしんどいかもしれません」
先生のおすすめの食べ方はありますか。
木村先生「すでに和歌山県の名物になっていますが、ウツボを干して細かく切って、それを唐揚げにして、それを飴炊きにするのが好きですね。ビールのつまみにいいです」
結局、ウツボがおいしいという話に落ち着きました。
口の中に口?
このウツボの話に「むちゃくちゃおいしいですよ」というおたよりがたくさん届きました。
中には、こんな情報もありました。
「ウツボは口の中に咽頭額という、もうひとつの口のようなものがあります。
例えば魚を横向きにくわえると、咽頭額がその魚を身体の真ん中から折るようにして身体の中に引き込みます。衝撃的な光景ですよ」(Aさん)
おいしいという情報に親しみを覚えましたが、一転「海のギャング」の一面を知ることになりました。
(みず)
中には、こんな情報もありました。
「ウツボは口の中に咽頭額という、もうひとつの口のようなものがあります。
例えば魚を横向きにくわえると、咽頭額がその魚を身体の真ん中から折るようにして身体の中に引き込みます。衝撃的な光景ですよ」(Aさん)
おいしいという情報に親しみを覚えましたが、一転「海のギャング」の一面を知ることになりました。
(みず)
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