多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

不動産会社の社長が自社ビルの2階を「演芸ホール」に改装した理由

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』、全国のさまざまな地域の話題を紹介する「日本全国おはようさん!」のコーナー。

6月16日の放送では、今年の4月に新潟県長岡市にオープンした「長岡演芸貸ホール」を取り上げました。広さは120㎡ほど。約100人が演芸を楽しめるホールです。

実はこのホールを作ったのは不動産会社の社長さん。なんと本社ビルの2階を改装して、演芸ホールにしたというのです。

「小林不動産」の社長、小林幸市さん(83歳)にお話を伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

社長が手品をやりたいから?

「結構、お金かかったんじゃないですか?」と切り込む多田しげおに、「道楽ですのでね」と笑う小林さん。実際800万円ほどかかったそうです。

多田はこの800万円という数字が意外だったようで、「照明、音響などの設備を考えると、演芸ホールを作るわりには少なくおさめた感じ」と感心した様子。

もともとこの本社ビルの2階には、教室や催しを行っていた小部屋がたくさんありました。長く使用していなかったこれらの部屋をすべて壊して、演芸ホールとして作り直したそうです。

実はマジック好きの小林さん。小林さんから多田宛てに送られてきた名刺の裏側には「私の趣味は手品です」と書いてありました。

多田は「この演芸ホールを作ったのは、そこで社長が手品をやりたいからですか?」と尋ねますが、どうやらそれだけではないようです。

演芸場を楽しむ場所が消えてしまった

小林さん「今コロナの関係で、長岡の料亭が3軒倒産してやめまして。披露する場所とかスペースがないものですから、それを私が椅子とテーブルを持ってきて作ったということですね」

長岡から演芸を楽しむ場所が消えてしまった…それならば自分が。こういう思いで、小林さんは自社ビルを演芸場に改装しました。

6月19日には東京からプロのマジシャンが4人来て、手品を披露してくれるそうです。

多田「その19日には、社長は手品をやらないんですか?」

小林さん「最後にちょっとやりますけど」

4人のプロマジシャンたちのトリを務めるという小林さん。

手品で元気をプレゼント

小林さんの手品歴は47年ほど。

多田「相当な腕前ですね!みんなに手品を披露して、うまくいった時には拍手喝采で!それが気持ちよいと」

小林さん「そうですね」

手品の腕を生かして、小林さんは全国の刑務所や地元の養護施設を慰問で訪れているほか、2004年の中越地震の際には、体育館で被災者を励ましました。

多田「元気をプレゼントして、社長の手品の技術もどんどん上がっていってということで。いい趣味ですね!」

小林さん「自分も楽しいですからね。見ている人も喜んでいただけるしね」

元気の源は?

現在、83歳の小林さん。元気の源は「皆さんに楽しんでいただくこと」、そして「手品」だといいます。

「ぜひ長岡の街がもっともっと元気になるように、頑張ってください」と多田。

多田はここで「不動産会社の方はうまくいってます?」と尋ねます。
小林さんによると、コロナで難しい状況ではあったものの今はどうにか落ち着いているそうです。
「会社の方もぜひがんばってください」と激励した多田でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2022年06月16日07時41分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報