多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

「そうめんゆでるな!」ってどういうこと?76歳YouTuberの人気の秘密

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』、全国のさまざまな地域の話題を紹介する「日本全国おはようさん!」のコーナー。

5月19日の放送で取り上げたのは、香川県仲多度郡まんのう町在住のYouTuber・川原恵美子さん(76歳)。川原さんが「ゆでないそうめん」を紹介した動画は、なんと450万回再生を記録しています。川原さんの人気の秘密に、多田しげおが迫ります。

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「ゆでないそうめん」のつくり方

川原さんが登場するのは「田舎そば川原」のYouTubeチャンネル。
開設は約2年前。チャンネル登録者数はすでに40万人を超えています。

話題となったのは「そうめんゆでるな!」というインパクトのある言葉が目を引く、「ゆでないそうめん」を紹介した動画です。

川原さん「そうめんはどんどん湯がくと分離するので、湯がかない方がいいんじゃないかなと。若い時からそういう考えがありました」

そうめんを湯がかない、それでは一体どうするのでしょうか。

「ゆでないそうめん」のつくり方はこうです。

川原さん「沸騰したお湯の中にそうめんをパラパラと入れて。入れたら温度が下がるでしょ。温度が上がったら火を止めて蓋をする。5~6分すればできあがるんです」

ヒントは「釜炊きのご飯」から

どうしても余ってしまうそうめん。でも余ったそうめんはおいしくない。時間が経ってもおいしく食べる方法はないかと考えるうちに、この方法に行きついたそうです。

多田「湯がかないと食べ残した分も食べやすいんですか?」

川原さん「そうめんをあんまり湯がくと、中からいろいろなでんぷん質とかコーティングしているものが出てくると思うんです」

これは、ご飯を釜で炊くときの「吹いてきたら火を止める」という動作からヒントを得たものなんだとか。

この方法であれば、時間が経ってもそうめん同士がくっつかず、味も落ちないんだそう。

撮影はぶっつけ本番

YouTubeでの川原さんの語りの上手さに驚いたという多田。「何回も稽古をしたり?」と尋ねる多田に、「いえいえ全然。ぶっつけ本番です」と川原さん。

実は、台本さえないといいます。

川原さん「自分の経験のものやからなんでもできると思うけど、私は人間もいい加減なんです。味付けも全部“勘”なんです」

多田「いい加減というのは、“良い加減”でやる!ということだよね。YouTubeでしゃべるのも“良い加減”でぶっつけ本番で。いわゆる一発撮りでやってるわけですね」

台本もなく、ぶっつけ本番で撮影に挑んでいるという川原さんの話に、思わず「天才やな…」と呟く多田。

しかし川原さんは、自分ひとりの力ではなく、撮影スタッフなど自分を支えてくれる周囲の方々のおかげだと語ります。

多田「周りの人も“良い加減”でやってくれてるわけですね」

川原さん「みなさん私を包んでくれている感じなんですね」

お店は「お客さんの憩いの場所」

「田舎そば川原」を営む川原さんに、「香川といえばうどんでは?」と尋ねる多田。すると川原さんからは「そばは、私がしたくてした店じゃないんです」と意外な言葉が返ってきました。

川原さん「私はお料理が好きで。昔、家で作ったそば粉でおそばをつくって振舞っていた時があったんです。10年20年経ったらだんだん年配の人がいなくなってくるでしょ。旦那さんひとり、奥さんひとりになったら『もうつくれないんで、川原さんのおそばが食べたい』ってあちこちから言ってくるんです」

無料でそばを振舞っているうちに声を掛けられるようになり、ついにはお店を開くことになったといいます。川原さんは「私の店というよりは、お客さんの憩いの場所なんです」と教えてくれました。

「これからもたくさん、“良い加減”に周りの方たちにも手伝ってもらって、“良い加減”のYouTubeをアップしてください」と激励した多田でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年05月19日07時41分~抜粋

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