多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

運転免許を自主返納するともらえる「運転経歴証明書」ってどんなの?

高齢ドライバーは年々増加しており、運転時の操作ミスによる事故もあとを絶ちません。自分だけは大丈夫と運転に自信を持っている高齢者に、年齢を理由とした免許の自主返納をすすめることは難しい問題です。

5月12日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、タレントの西川きよしさんが75歳で運転免許証を返納したニュースを取り上げ、免許証の代わりになる「運転経歴証明書」について解説しました。

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「視力や聴力に衰えを感じる」

西川きよしさんはこう語っています。

「自分も75歳になりまして。後期高齢者ですので、視力にしても聴力にしても少し衰えを感じるときがあります。これは運転もそうだなと思って。家族とも話しをして、いい思い出がたくさん詰まっているときに決断したほうがいいと思って、返納させていただこうという風に決断しました」

もちろん個人差はありますが、年齢を重ねるとどうしてもあちこちに衰えを感じるもの。それは運転能力についても同様です。

運転免許証を返すという区切りをどこかで付けなければなりませんが、車がないと生活が不便になるためなかなか実行に移せないという人が多いのも事実です。

多田しげおは「難しいですね。どこかでなんとか踏み切って、という。運転免許証を自主返納しやすくなるような、その後の生活の便利さも保障されるような社会制度の方が必要なんですが…今はなかなか」と、現在の制度にまだまだ不備があると訴えます。

パッと見は運転免許証と同じ

運転免許証を自主返納した場合、運転ができなくなることはもちろんですが、手軽な「身分証明書」がなくなってしまうという懸念もあります。しかし、この心配はありません。

免許を自主返納すると、代わりに「運転経歴証明書」が発行されます。これは運転免許証同様に本人確認書類としても使えるもの。実は十数年前から発行されています。

サイズ・形など、パッと見は運転免許証とほぼ同じ。上の方に住所と名前があり、下の方には大型・普通など過去の免許の区分も書かれています。

「免許を自主返納すると身分証明書がなくなってしまうから不便になる」という心配は不要というわけです。

運転経歴証明書は、運転免許証と違い「有効期限」がありません。更新する必要がないので、永年使用できる便利な証明書です。
 

違反歴のある75歳以上のドライバー

この話題にリスナーから反響が寄せられました。

「ウチの親父も4年前に運転免許を返納し、運転経歴証明書にしました。今ではこれが父の形見となっております」(Aさん)

「そういう風にもなっていく…ということでもあるんですね」と、しみじみ語る多田。

5月13日に道路交通法が改正され、75歳以上のドライバーが運転免許を更新する際、過去3年間に信号無視やスピード違反などの一定の違反歴があれば「運転技能検査」を受けることが義務化されました。

事故を起こすのはもちろん高齢者だけではありませんが、高齢者が事故を起こすことが多いのも事実です。

これ以上、痛ましい事故が起こりませんように。
(minto)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年05月12日07時00分~抜粋

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