多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

プロレスで全国に元気をお届け!熊本県天草市「プロレス殿堂館 リングサイド」

今年4月、熊本県天草市に「プロレス殿堂館 リングサイド」がオープンしました。この施設には、力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木といった往年の人気プロレスラーの関連グッズ約500点が展示されています。

4月21日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』、全国のさまざまな地域の話題を紹介する「日本全国おはようさん!」のコーナーでは、リングサイドの館長・永田章一さん(70歳)にお話を伺いました。

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プロレス関連グッズ約500点!

「プロレス殿堂館 リングサイド」は永田さんが個人で作った施設。ポスター、サイン入り手形、フィギュア、雑誌など約500点を展示しています。

力道山の姿を若い頃によく観ていたという多田は「あの姿を思い浮かべると必ずチャンピオンベルトをしてましたけど、チャンピオンベルトはあります?」と興味津々です。

永田さんによると、チャンピオンベルトのレプリカは数点置いてあるんだそう。

展示品は永田さんが個人で持っていたもののほか、日本全国のプロレスファンから寄贈されたものもかなりあるとのことです。

「大のプロレスファンですか?」と尋ねる多田に、「小学校1年生くらいから60年くらいプロレスファン」と永田さん。
さらに大人になってからは「ビジネスの目線からプロレスを観ていた」ことが多かったといいます。
 

ビジネス目線で観戦

永田さんはもともとアイスクリーム屋さん。最初はリングサイドのチケットを取っていたものの、家業を継いだ20歳以降は「アイスクリーム屋としての目線」でプロレスを観ていたというのです。

「会場に行ったら2階の一番前の席を必ず取って。お客さんの動きや、どんな時に興奮するのか、どんな年齢層だとか、男女だとか、売店の作りがどうだとか、そういう感じで」と永田さん。
もちろんプロレスも楽しみつつ、アイスクリームを売るための戦略を立てる参考にしていたといいます。

テレビ草創期、多田の記憶では力道山のプロレス中継が多く行われていました。

多田は「最初はアメリカ人プロレスラーに負けてるけど、最後には空手チョップで相手をやっつける!胸がスカッとして、元気をもらってた覚えがある」と振り返ります。
 

プロレス界の原点・力道山

永田さんが小学生の頃、近所でテレビを持っていたのは1家庭のみ。毎週金曜日の夜になると100人ほどがその家の庭先に集まり、プロレス中継を見せてもらっていたんだそう。

「『ダイヤモンド・アワー』なんて番組のタイトルがついて。あれですよね!」。懐かしい話に多田のテンションも上がります。

「プロレス殿堂館 リングサイド」には力道山の胸像が置かれ、外壁には3.6mもの大きな力道山の肖像画が描かれています。

力道山について「映像で観てファンになって。日本のプロレス界の父ですからね、一番の原点ですから。そこから日本のプロレスがスタートしていったので」と語る永田さん。
 

立ち向かう姿に元気をもらう

多田「若かった頃に観たプロレスってのはどういう存在なんですか?」

永田さん「元気をもらう。叩かれても叩かれても立ち向かって行く、そういう姿ですよね」

最後は空手チョップで相手をやっつける力道山の姿に、永田さんは元気をもらっていたそうです。

「日本の戦後の復興期の頃には、元気をもらうというのは大事だったんですよね。プロレス殿堂館に行けば、元気をもらえると思っていいですか?」と尋ねる多田に、「そういう考え方で作りましたので」と永田さん。

ここ数年、日本では地震や水害が相次ぎ、コロナ禍で大変な状況が続いているとし、「天草からプロレスで全国に元気を届けたい。そういう思いで作りました」と永田さん。

「プロレス殿堂館 リングサイド」は、生きる勇気と元気をプロレスのチカラで伝えてくれる場所です。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年04月21日07時42分~抜粋

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