多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

脂乗り抜群!高知・室戸に春を告げる「春ブリ」

新生活も始まり、模様替えとなる4月。
7日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、全国のさまざまな地域の話題を紹介する「日本全国おはようさん!」のコーナーがスタートしました。

この日取り上げたのは、高知県室戸市の「春ブリ」。
室戸市では春になると「ブリの春が来たね」という会話が飛び交うんだそうです。

脂がたっぷり乗った「春ブリ」について、椎名大敷組合の組合長 橋本健さんにお話を伺いました。

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「室戸にも春が来た!」

椎名漁港で行われている漁法は「定置網漁」。海の中に大きな網を仕掛け、そこに入ってくるブリを獲る漁です。

「魚の方から入ってくるわけなんですよね?」と確認する多田しげおに、「入ってこない魚は獲れないんで、わりとエコです(笑)」と橋本さん。

春ブリは北の方からやってきます。ブリが入ってくると、「室戸にも春が来た!」と賑わうそうです。

来始めは10キロを超えるブリが獲れるそうですが、現在はやや小ぶりな7~8キロのブリが主流なんだとか。

とはいえ、小ぶりなブリでも「家に持って帰ると大きいです、やっぱり」と橋本さん。

多田「そうか、網の中で見たら『ちょっと小さくなったな』」

橋下さん「現場で見るとちょっと小ぶりになったなと思うんですけど、実際家に持って帰ると台所に入りませんので(笑)」
 

寒ブリに負けないおいしさ

多田「寒ブリに負けないくらいのおいしさと言いますけど、脂の乗り加減はどうなんですか?」

橋下さん「脂乗ってますよ!」

春ブリは産卵のために南下してきます。産卵の準備でエサをたくさん食べているため、脂乗りは抜群なんだそう。

多田「春ブリっていう言い方は、昔から室戸にはあるんですか?」

橋下さん「いや、ありません」

室戸にも昔は寒ブリが来ていたものの、徐々に季節がずれ、現在は完全に春ブリになっているんだとか。

「寒ブリと時期的にも違うので、差別化して『春ブリ』という言い方ができるんじゃないか」ということから、春ブリという名前がついたといいます。
 

豊かな海に感謝

高知といえばカツオ漁が盛んですが、現在室戸からはそれほど獲りに行っていないそうです。

橋本さん「高知県の魚といえば、一応カツオとなってるんですが、カツオだけじゃなくてね。海に囲まれてますんで、室戸では春にブリが獲れますし、キンメダイも室戸は一大産地です。古くから続いているのは遠洋のまぐろだったりおいしい魚がたくさんあります」

室戸では年中、おいしい魚を食べられるそうです。

橋本さんおすすめの春ブリの食べ方は、さしみ、塩焼き、ブリしゃぶのほか、照り焼き丼にしてもおいしいそうです。

多田「毎日たらふく食べるくらいブリが目の前にあるから、いろいろ考えるわけですよね。うらやましい限りです」

橋本さん「豊かな海に感謝です」

多田「ブリがやってきて、春がやってきたぞということなんですね」

室戸に春の訪れを知らせてくれる、春ブリの話題でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年04月07日07時38分~抜粋

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