旬の食材をテーマにしたCBCラジオ『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』のコーナー「旬食」。
4月5日の放送で取り上げたのはナス。
名古屋市中央卸売市場から、名古屋青果株式会社の久野さんにナスの保存方法、おいしい食べ方を伺いました。
ハウスナスの保存方法
今回取り上げるナスのですが、原産地はインド。
奈良時代に中国を経て日本に伝わったと言われています。
久野さん「現在入荷しているナスは冬から春、10月から6月に出荷されるハウス栽培のナスなんです。当市場には地元の愛知と熊本などから入荷をしています」
冬を超える時期に、ハウスに加温してすくすくぬくぬくと育っていることで、皮が柔らかくなるのがハウスナスの特徴なんだそうです。
ということはナスはデリケート?
久野さん「ナスはデリケートです。特に冷気と乾燥、両方とも苦手な野菜です」
冷気と乾燥が苦手なナスは、そのまま冷蔵庫で冷やしすぎると「低温障害」といって中身が茶色くなってしまうそうです。
久野さん「なので新聞紙に包んで涼しいところに置いておいてください。すぐに使わない場合は新聞紙に包んだまま、ポリ袋に入れて野菜室に入れてください」
冷たくなりすぎない野菜室なら大丈夫ということでした。
生産者考案のおすすめレシピ
ナスのおいしい調理法として久野さんが挙げたのはナスと挽き肉のカレー。
実はこの料理、豊橋市に住むナスの生産者の奥さんが、自分のこどもがなかなかナスを食べないことから考案したメニューだそうです。
作り方は簡単。
1.ナスはヘタを切り落として大きめの乱切りにします。
2.中火に熱した鍋にバターをひき、牛豚の合挽きの挽き肉を入れます。
3.火が通ったらナスを入れて炒めます。
4.ナスがしんなりしてきたら、水を入れ、コンソメを入れて、沸騰したらカレールーを入れ、蓋をして煮込めば出来上がり。
比較的簡単に作れそうです。
久野さん「ナスと挽き肉だけで作るもんですから、調理時間も15分ほどで作れて、忙しい方にお勧めの料理です」
一日を気持ちよく終わるために
他にもナスを使ったカレーを調べてみるといろいろありました。
例えばナスとトマトのカレー。トマトの酸味がナスとよく合うそうです。
ナスの旬はこれから。夏野菜を使ったカレーも美味しそうです。
また、ナスは皮をむくと煮崩れするので、輪切りにして、入れるタイミングは最後の方にするのがコツ。
最後に久野さん自身のオススメの食べ方を聞きました。
久野さん「カレーライスも美味しいんですが、カリッと焼いたフランスパンに、ナスと挽き肉のカレーを乗せて食べると、冷えた白ワインによく合って大変美味しいですね。気持ちよく一日が終われます」
こどもも大人も満足できるナスと挽き肉のカレー、今晩いかがでしょう?
(尾関)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年04月05日08時13分~抜粋