多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

顔にシワができるのメカニズム。ほうれい線は消せるのか?

3月31日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』、知っているようで知らないことを取材リポートする「加藤愛の知ってるつもり?」のコーナーでは、顔の「シワ」について取り上げました。

「笑ったときにほうれい線がくっきり出る」ことが気になるという加藤愛アナウンサーが、藤田医科大学 皮膚科学講座教授の杉浦一充先生にお話を伺いました。

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顔にできる2種類のシワ

まずは皮膚の構造の話から。皮膚は、外側から表皮・真皮・皮下組織の3層でできています。

この中でシワに関係する部分は主に表皮と真皮。シワには「表皮性のシワ」と「真皮性のシワ」の2種類があります。

まずは「表皮性のシワ」について。

杉浦先生「表皮性のシワは目元や口元にできるシワです。表皮の角質の働きが年齢と共に衰えてくるため、皮膚の乾燥が原因で起こります」

表皮の角質は本来、保湿能力や水分を保つ能力がありますが、その機能が衰え、表皮が乾燥してシワになるということです。

皮膚の乾燥が原因なので、保湿剤で目元や口元をしっかりと保湿・お手入れすることがシワの予防につながります。
 

紫外線を防ごう!

続いては「真皮性のシワ」について。

杉浦先生「真皮性のシワは、真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などのたんぱく質が減ってしまうことによって肌の弾力が劣化し、起こるシワです」

顔全体のシワは、耳にすることの多い「コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸」などのたんぱく質の減少が原因です。

加齢はもちろんですが「紫外線」も原因のひとつ。コラーゲンなどのたんぱく質を作り出す“線維芽細胞”の減少が問題ということです。

杉浦先生「線維芽細胞がコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作ります。加齢と紫外線の影響で線維芽細胞自体が少なくなる、あるいはたんぱくを作り出す能力が落ちてきてしまうのが原因の主たるところです」

日焼けは大敵。加齢と違い、紫外線は防ぐことができます。真皮性のシワを予防するには、紫外線対策が重要です。
 

ほうれい線の原因は?

最後は加藤も気になる「ほうれい線」のお話。
ほうれい線の深さは、なんと筋肉の問題だったようです。

杉浦先生「表情を作る筋肉の衰えもありまして。ほうれい線の上の脂肪が垂れるようなことも起こるので、筋肉の衰えによるシワということもあります」

ほうれい線の原因は筋肉の衰え。ほうれい線はこれで増えてしまうことがあるそうです。

「顔のストレッチが良いというので、私も顔をたくさん動かそうかなと思いました」と張り切る加藤。ストレッチで顔の筋肉をたくさん動かすことが、ほうれい線の予防に大切だそうです。

シワは乾燥、紫外線、加齢によって、顔のハリを保つたんぱく質を増やす細胞が減ってしまうことなどが原因でした。

「保湿や紫外線予防をがんばりましょう!」とリスナーに呼びかけた加藤でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年03月31日07時40分~抜粋

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