多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

レトロな町並みを体感!大阪くらしの今昔館

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』の1コーナー「おうちで博物館」では、全国にある博物館や資料館の中から、動画配信を通じてでも楽しめる物を紹介しています。

3月16日の放送では、日本一長い距離を持つ商店街として知られる天神橋商店街に面したビルの9階にあり、江戸時代から戦後にわたる大阪市の暮らしぶりが垣間見える博物館、「大阪くらしの今昔館」を取り上げました。

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レトロな町並みが楽しめる

博物館の中には明治時代などの大阪の町並みを復元した一角があり、その中を通りながら町の様子が体感できるようになっています。

また、たくさんのジオラマが展示されていて、全体的な様子も見ることができるうえ、現在は動画でもその様子をうかがい知ることができます。

まずは、くらしの今昔館の概要がわかる「近代の大阪にタイムトラベル」というタイトルの動画の冒頭を紹介します。

ナレーション「ここ、大阪くらしの今昔館は大阪の住まいと暮らしをテーマにしたミュージアムです。

200年前の大阪の町並みが再現された展示室や、明治から昭和にかけての住まいの模型展示など、大阪の人々の生活を感じることができます」
 

日本の三大祭の1つ「天神祭」

博物館ではジオラマなどとともに、大阪という都市にまつわるたくさんのエピソードが紹介されています。

そのうちの1つが日本三大祭の1つと称される天神祭で、次のように解説されています。

ナレーション「天神祭は日本を代表する夏祭りの1つです。

祭りのクライマックスは多くの船が川面を埋める船渡御(ふなとぎょ)。

川沿いの近代建築が時代の雰囲気を感じさせます」

もともとは神様が船を使って川を渡るという言い伝えから来たものですが、今はいわゆるお大尽が船を仕立てて川を渡り、お祭りを盛り上げています。

そして、川にかかる橋にはその船や花火を観ようと大勢の人がつめかけています。
 

「新世界」の由来は?

もう1つ紹介するのは、通天閣のふもとでおなじみの「新世界」。

今は道頓堀とともに大阪らしさを感じる観光地として知られていますが、観光地になる前の新世界はどんな場所だったのでしょうか。

ナレーション「1912年(明治45年)に開業したのが新世界。

展望塔通天閣や遊園地ルナパークなどさまざまな娯楽施設が立ち並ぶ、一大テーマパークでした。

通天閣はパリの凱旋門とエッフェル塔を組み合わせたもので、新しもん好きの大阪らしい建物でした」

なぜ「新世界」、「新しい世界」と名付けられたのかといいますと、明治の頃は何もなかった所に巨大なテーマパークを作り、ここに来れば1日中楽しめる場所として開発されたためです。

しかし、ルナパークはやがて閉鎖し、そのあと人が住むようになり、いわゆるディープなお店が乱立していき、大阪でいうところの「ガラが悪い」場所となっていきました。

ただ、ここ2、30年の間に再開発が行われるようになり、キタやミナミが大阪であっても東京と似た感じの場所になっていったのとは対照的に、昔ならではの大阪らしい雰囲気が味わえるとあって、今や若い女子がガイドブック片手に全国から観光しにやって来るようになっています。

上記のもの以外にも、たくさんの大阪に関する情報が紹介されていますので、大阪人でも意外と知らない歴史の発見があって楽しめそうです。
(岡本)
 
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2022年03月16日08時13分~抜粋

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