多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

釣りタイ、食べタイ、今が旬のマダイ

旬の食材がテーマの『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』「旬食」のコーナー。
3月1日の放送ではマダイを取り上げました

名古屋市中央卸売市場から中部水産株式会社の小島一成さんに話を聞き、不器用な人にもできるオススメ料理も紹介してもらいました。

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タイの中のタイ

まずは最近の魚全体の入荷状況を聞くと…。

小島さん「気温が少しずつ上がってきまして、それに伴って時化もちょっとずつ減ってきてます。ですから少しずつは魚は増えております」

春はいろんな魚種が増える時だそうです。

この日のテーマであるマダイについては、「お祝い事に使う魚でよく知られているのがマダイ。タイの中のタイです」とのこと。

 

長寿で大物

マダイは色が赤いのでアカダイとも呼ばれます。カニやエビなどの甲殻類をエサとしていて、寿命は一説によると20~40年。大きさは1メートルを超えるものもあるそうです。

小島さん「釣りをやられる方は、これを狙っている人がたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか」

愛知県でもマダイは釣れますが、陸っぱりは期待できないので、知多半島や伊良湖から釣り船を利用するのが一般的。
篠島に渡ると、満潮時、陸から大物が釣れることもあるようです。

 

「明石の鯛」は日本一

この時期に、名古屋に入ってくるマダイは、和歌山県や愛媛県、そして淡路島で獲れたものが多いそうです。
淡路島と言えば明石海峡。「明石の鯛」は日本一と言われています。

調べてみると、「明石の鯛」は天然のマダイの3倍ほどの値段。
高級魚のタイですが「明石の鯛は日本一」と言うだけあって、値段も日本一でした。

特に色目の良いタイは明石方面から入荷されるそうです。

小島さん「この時期、産卵期に近づきますと、非常に色目が良くなるんですよね。ですからこの時期のマダイをサクラダイとかハナミダイとも言いますね」
 

オススメは酒蒸し

小島さん「素材が良いんでどれでもいいと思うんですけど、私みたいに不器用なヤツでも失敗しない、タイの酒蒸しをご紹介します」

まずは内臓を出し、よく水洗いをして、水気を丁寧に取ります。
それに軽く塩を振った後、飾り包丁と言って、ちょっと切れ目を入れていくんだそうです。
その後、1時間ぐらい置くのがポイント。

フライパンにだし昆布と酒、水を少々。そこにネギやニンジン、白菜などの野菜を入れます。その上に1時間経ったタイを乗せて、蓋をして加熱。
最初は強火で、沸騰してきたら吹きこぼれないように弱火から中火で加熱して出来上がり。

小島さん「だし昆布がない時はめんつゆでもいいやって感じですね。タイを一匹買ってこなくても切り身になったものでもいいと思います」

卒業祝い、入学祝いには、ちょっと奮発してまるまる一匹のマダイの酒蒸しはいかがでしょうか? 
(尾関)
 
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2022年03月01日08時14分~抜粋

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