多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

今が旬の牡蠣。プロが教える美味しい食べ方はコレ!

『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』の「旬食」のコーナーでは、名古屋市内の市場から旬の食材を紹介しています。

2月8日の放送で取り上げたのは牡蠣。
名古屋市中央卸売市場中部水産株式会社の小島一成さんがオススメの食べ方を紹介します。

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Rのつく月はおいしい

まずは全体的な魚の入荷状況を聞いてみると、「日本海を中心に時化の海域が多くて、先週末から入荷は非常に少ないです」と小島さん。
さらに、市場の「買う気」が薄い感じで、価格が低迷続きだそうです。

さて本題の牡蠣について。英語圏では"R"のつく月に食べるのだそう。
RがつくのはSeptember(9月)からMarch(3月)までは美味しいと言います。
February(2月)は、まさにおいしい月。

牡蠣の産地で一番多いのは広島県で、国内シェアの約60%を占めているそうです。その他に牡蠣の産地として有名な宮城県で約14%。岡山県で約8%なんだとか。
 

生食用の牡蠣

スーパーマーケットに並んでいるのを見ると、「生食用」と「加熱用」とハッキリ書かれています。

「生食用」は、各都道府県の保健所等が漁獲海域を指定していて、その中で獲れたもの。かつ、約18時間の浄化などを行って、細菌の数をちゃんと減らしてあるものが生食として認められているそうです。

小島さん「ですから、生食用は時間が経っているので、牡蠣自体がちょっと小ぶりになっちゃったりするんですけども」
 

加熱用の牡蠣

小島さんによれば「加熱用」の方がプリプリ度は高いそうです。

「加熱用は保健所の指定で、85度で1分以上の加熱が必要とされているので、十分に加熱してから食べていただきたいですね」と注意を促した小島さん。

牡蠣鍋や牡蠣フライなど、加熱することを前提とすれば、美味しさはズバリ、「加熱用」の方が高いと思ってもいいそうです。

加熱するレシピとしては、バター醤油炒めやクリームパスタなどがあります。
 

オススメの食べ方

最後に小島さんオススメの牡蠣のおいしい食べ方を聞きました。

小島さん「レモンを薬味として使ったものが一番おいしいんじゃないかと思ってご紹介したいんですけども」

まず「生食用」を使います。これを、塩を入れたたっぷりの冷水で、水を換えながら2~4回洗います。

それをざるにとって水を切ります。少し塩を振って、レモン汁をたっぷり入れて、冷蔵庫で30分ぐらい寝かせます。レモン汁を振りかけるというより、レモン汁に浸けるイメージ。

小島さん「30分経ってから、またざるにとってレモン汁を切って、今度はレモン汁だけのつけ汁にして召し上がって下さい。うまいですねえ(笑)」

いよいよシーズン終盤に向かって形も大きくなってくる牡蠣。今が一番おいしい、旬の時期だそうです。生で食べるか?加熱して食べるか?あなたならどっち? 
(尾関)
 
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2022年02月08日08時13分~抜粋

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