多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

若い子は知らない?イチゴ用スプーンはなぜ姿を消したのか

1月15日は「いいイチゴ」の語呂合わせで「イチゴの日」。

ちょうどイチゴの収穫が多い時期で、これからイチゴのスイーツがどんどん出てくる楽しみな時期です。

そこで、1月14日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、CBC論説室特別解説委員の石塚元彰が、イチゴについてあれこれと調べてみた内容を伝えました。

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イチゴ用スプーンって何?

スプーンにはいろいろな種類があり、その用途によって形が異なっています。

スープをすくう大きめのスプーンやアイスクリームを食べる時の平たいスプーン、グレープフルーツ用の先割れスプーンなど。

その中で、そこが平たくなってギザギザになっているイチゴ用スプーンを覚えている方はいらっしゃいますでしょうか。

昔はスプーンでイチゴを上から押さえ、つぶして食べていたものです。

さらに牛乳や砂糖をかけたりしていましたし、かき氷とイチゴのためだけに練乳を買っていたという家もあったのではないでしょうか。

ただ、よく考えてみると、このようなイチゴの食べ方はいつの間にかしなくなりましたし、20代の加藤愛アナウンサーは、この話を聞いても全くピンときていません。

今の人からすると、「なぜわざわざ砂糖をかけるのか」「そもそもつぶす必要があるのか」と思うところでしょう。
 

イチゴに代わる意外な利用法

なぜ砂糖をかけたり、牛乳と混ぜて食べやすいようにつぶしていたのかというと、昔のイチゴは酸っぱかったから。

今のイチゴは品種改良が進んだためにそのまま食べても十分に甘く、糖度の高さをウリにしているブランドイチゴが多数生まれています。

食器の生産で有名な新潟県燕市では、最盛期には年間30万本ほど生産していたイチゴ用スプーンも、今では数百本程度にまで減少しているとのことですが、絶滅したわけではありません。

実は今、別の用途に使われていて、離乳食を作るために物をつぶすのに使っているそうです。
 

ショートケーキの日は何日?

イチゴを使ったケーキの代表格といえば、ショートケーキ。

ケーキそのものを代表しているといっても良いのかもしれませんが、このスポンジ・生クリーム・イチゴという構成は、実はアメリカやフランスではそこまでメジャーではありません。

アメリカではスポンジよりもビスケットを土台にしたものが一般的。

日本で見かけるショートケーキは、大正時代に不二家の創業者が広めたとされています。

ショートケーキといえば、毎月22日がショートケーキの日というのは結構知られるようになってきましたが、理由はご存知でしょうか。

月ごとのカレンダーを見てみると、22日の上は15日ということで、上にイチゴ(15)が乗っているから22日はショートケーキの日というのは、語呂合わせとは違うちょっとひねった決め方ですね。

そんな幅広い世代に人気のイチゴですが、将来、月で人類が生活できるようにする計画もある中で、月で栽培することが計画されている作物の中にイチゴが含まれています。

石塚は最後に「そのうち月面で作ったイチゴが、持ってくるのは大変なので、月でイチゴを食べる時代が来るかもしれませんね」とまとめました。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年01月14日07時15分~抜粋

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