多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

2022年の歌会始。MVPは中日・岩崎翔投手の「青ネクタイ」をよんだ一句!

1月10日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』。月曜日恒例、久野誠のスポーツ川柳改め「おうちで川柳」のコーナーでは、2022年の歌会始を開催しました。

季節、コロナ、スポーツと、さまざまなジャンルのウィットに富んだ句が寄せられ、久野誠が「MVP」と「準MVP」を決定しました。

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成人式とオミクロン

まずは成人式にちなんだ句から。

「一目ぼれ 晴れ着姿の つややかさ」(Aさん)
「セーラー服 似合った彼女も 振袖か」(Bさん)

「好みの問題ね」と、あっさり語る多田しげお。

「『今年こそ会いたいね』の年賀状」(Cさん)

ところが、この頃はまた雲行きが怪しくなってきてしまいました。

「歌会始 コロナの文字が また踊る」(Dさん)
「新年の 余韻を打ち消す オミクロン」(Eさん)

「嫌ですね、ちょうど5文字で川柳にしやすい」と、「オミクロン」に苦笑する久野さん。

「日本は (アメリカの)傘の下です 核と菌」(Fさん)

沖縄が新型コロナウイルスで大変なことになっています。
 

コロナの世界一周

「ふと今年のカレンダーを見れば9回も。三密連休、行くあてない。集中させる意味がわかりません」という前置きの後で、

「このご時世 世界一周 コロナだけ」(Gさん)

慢性的コロナ禍の状況ですが、今年は3連休が9回もあり、GWはなんと最大10連休!
これは昨年比1.5倍の数字。世界旅行ができるのはウイルスだけという、なんとも皮肉な句です。

「3年目で落ち着く様子が今のところない、厳しいというか悲しいね。我々の晩年を返して欲しい…」と寂しげに呟く多田。

「贅沢は 実家ですませる 我が家族」(Hさん)

久野「カニにしようかな、フグにしようかな」
多田「外食に行けないので、家でちょっといいものを用意して」

久野「しかも実家の方でね、自分たちは負担にならない(笑)」
多田「まさに我が家はその典型でしたね」
 

ちょっぴり薄毛症?

「乾杯は また来年の 夢となり」~有馬も両金杯も完敗じゃ!~(Iさん)
「宝くじ 当たらず今年も 平和です」(Jさん)

何もないことが、実は一番の平和なのかもしれません。

「多田さんにも関係あるかな」と久野さんが読みあげたのは、次の一句。

「雪化粧 僕もちょっぴり 薄毛症」(Kさん)

多田「全然意味わからんな」
久野「なるほど」

「みるみると パンダの赤ちゃん デカくなり」(Lさん)

上野動物園で昨年6月に生まれた、双子の赤ちゃんパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」。今月12日から、3日間限定の一般公開を控えています。

「寂しいな 名古屋の銘菓 消えていく」(Mさん)

名古屋土産の定番「納屋橋まんじゅう」は、工場の老朽化などの理由で1月10日をもって製造販売を中止しました。
 

回文川柳とアナグラム川柳

続いては、始めから読んでも終わりから読んでも同じになる「回文川柳」です。

「ネクタイが 移籍適正 快諾ね」ねくたいが いせきてきせい かいだくね(Nさん)

ソフトバンクにFA移籍した又吉克樹投手の人的補償として中日に加入した岩崎翔投手は、ドラゴンズブルーのネクタイで入団会見を行いました。

そして、文字の入れ替えを楽しむ「アナグラム川柳」

「今年もよろしくお願いいたします」
シャッフルして
「重い年賀 年始はほろ酔い マスクした」(Oさん)

なんとも見事なアナグラムです。
 

早口言葉?わかたかかげ

ここからは、大相撲に関する川柳。

「安泰な 横綱大関 物足りぬ」~ファンなんて勝手ですね~(Pさん)

人間は、ないものねだりをする生き物です。

「昨日ちゃんと照ノ富士は、もうちょっとで負けそうになったりして。見せ場つくってるじゃん」と、横綱を讃える多田。

「若元春 弟よりは 言いやすい」(Qさん)

“大波3兄弟”の次男・若元春。弟は若隆景(わかたかかげ)です。確かに言いづらい。
 

ラグビーとサッカー

「帝京が 部員の前で 雄たけびだ」(Rさん)

前日に行われた、大学ラグビーの決勝戦。帝京大学が、勇退する岩出雅之監督の花道を優勝で飾りました。

「平成以来 令和で勝てず 明治泣く」(Sさん)

一方の明治大学は、3年ぶりの優勝とはなりませんでした。

「名選手 育てた恩師 天に舞う」(Tさん)

高校サッカー界の名将として知られる小嶺忠敏さんが、7日に76歳で亡くなりました。

「高校は 西が意地見せ 星仰ぐ」
「大学は 東が激突 赤復活」(Uさん)

星仰ぐは、高校ラグビーで日本一となった「東海大仰星」のことです。
 

蓮舫さんの沿道応援問題

「春高バレー 岡学三重高 お見事だ」(Vさん)

愛知の岡崎学園と三重高校が、女子春高バレーでベスト8入りしました。

「箱根路を 青学華麗に 一人旅」(Wさん)
「青学の どこまで続く 青信号」(Xさん)
「青学と オミクロン株 メチャ速い」(Yさん)
「テレビ観戦じゃダメですか?蓮舫さん」(Zさん)

蓮舫さんは母校・青山学院大学の駅伝を沿道で応援したことをTwitterに上げて、炎上してしまいました。

2009年に行われた事業仕分けでの「2位じゃダメなんでしょうか」発言と絡めた、皮肉がこめられた句です。
 

選手より目立つビッグボス

「どうなるの? 米軍キャンプと 沖縄キャンプ」(AAさん)
「キャー大変 キャンプ地急遽 無観客」(BBさん)
「沖縄が 名古屋キャンプに 変わるかも」(CCさん)

ドラゴンズの2月の沖縄キャンプ、一体どうなってしまうのでしょうか。

「監督に 負けるな選手 ドラにハム」(DDさん)
「よう見たわ タレントかいな ビッグボス」(EEさん)

今のところ、選手よりも監督の方が目立ってしまっています。

「100円で 優勝見せてと 神頼み」(FFさん)
「ファン心理 12球団 今は首位」(GGさん)

すべてのファンの気持ちを代弁している句です。
 

MVPと準MVP発表!

いよいよMVPと準MVPの発表です!

準MVPは、Oさんのアナグラム川柳。

「今年もよろしくお願いいたします」
シャッフルして
「重い年賀 年始はほろ酔い マスクした」

MVPは、Nさんの回文川柳。

「ネクタイが 移籍適正 快諾ね」

以上、今年の歌会始でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年01月10日08時27分~抜粋

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