秋田県の伝統行事といえば、なまはげ。
「泣く子はいねーがー」と言いながら各家庭を回る様子をテレビで観た方も多いと思います。
12月22日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、男鹿半島にあるなまはげの文化を伝える博物館、「なまはげ館」の太田忠さんに電話でお話を伺いました。
100体以上が大集合!「なまはげ」の博物館は圧巻
100体以上のなまはげが勢揃い!
なまはげ館には多くのなまはげが展示されていて、その数は60集落110体で、お面はなんと150個以上!
ふだんは1体しか見ることがないので、圧巻のラインナップです。
実はなまはげは集落によって姿や顔、持ち物が異なっているのが大きな特徴だそうです。
顔付きは角や牙があったりなかったりと、まちまち。
集落ごとに伝統を引き継ぐだけではなく、新しく作り直す時は相談して作り変えることもあるので、時代によって変わることもあるそうです。
材質は木彫りだけではなく、木の皮やざる、紙ねんど、プラスチックやベニヤ板などこちらもさまざま。
すべてのなまはげが同じものというわけではないので、なまはげ館ではその違いを楽しむことができ、中には200年前のものもあり、歴史が感じられます。
ふだんは1体しか見ることがないので、圧巻のラインナップです。
実はなまはげは集落によって姿や顔、持ち物が異なっているのが大きな特徴だそうです。
顔付きは角や牙があったりなかったりと、まちまち。
集落ごとに伝統を引き継ぐだけではなく、新しく作り直す時は相談して作り変えることもあるので、時代によって変わることもあるそうです。
材質は木彫りだけではなく、木の皮やざる、紙ねんど、プラスチックやベニヤ板などこちらもさまざま。
すべてのなまはげが同じものというわけではないので、なまはげ館ではその違いを楽しむことができ、中には200年前のものもあり、歴史が感じられます。
こどもだけが対象じゃない?
全国的に有名ななまはげですが、そもそもどういう存在なのでしょうか。
太田さん「なまはげといいますのは、お山に住んでいる神様の化身といわれておりまして、毎年大晦日の夜に山から里に下りてきて、1年間の災いと厄を追い払って、新年の祝福を与えて歩くと。
そして怖さがありますけど、これは大人からこどもまで人間の戒めなんですよ。
具体的に言いますと、こどもに対してはしつけ、教育、道徳的な教えがありますし、大人には勤勉の教えがあります。
つまり、人間として真面目に生きていきなさいという教えなんですね」
今まではてっきり、鬼だと思っていました。
しかもこどもだけが対象だと思っていましたが、なまけている大人もターゲットのようです。
太田さん「なまはげといいますのは、お山に住んでいる神様の化身といわれておりまして、毎年大晦日の夜に山から里に下りてきて、1年間の災いと厄を追い払って、新年の祝福を与えて歩くと。
そして怖さがありますけど、これは大人からこどもまで人間の戒めなんですよ。
具体的に言いますと、こどもに対してはしつけ、教育、道徳的な教えがありますし、大人には勤勉の教えがあります。
つまり、人間として真面目に生きていきなさいという教えなんですね」
今まではてっきり、鬼だと思っていました。
しかもこどもだけが対象だと思っていましたが、なまけている大人もターゲットのようです。
こどもは本当に怖がっている?
とはいえ、映像や写真で見るのは、なまはげが家にやってきて、こどもが泣いているというシーン。
ここで多田が「東海地方などに配信される映像を見てますと、なんかこどもが…。すみません!ズバリ申し上げますけれども、こどもがトラウマになったりしませんか?」と直球の質問。
太田さんは「私もたまに聞かれるんですけど、絶対にあり得ないですよ」と即答。
その理由は、なまはげはこどもの様子を見ながらパフォーマンスを行なっている上に、必ず親御さんが助ける形になっているため。
泣く場面がクローズアップされているため、お化け屋敷のようにとらえられるのかもしれませんが、泣かせるのが目的ではないということですね。
ところで、地元に住まれている太田さんも、こどもの頃はなまはげは怖かったのでしょうか?
太田さん「こどもの頃はやはり怖くて、なまはげが来る前に家の中の押し入れに隠れたり、外の小屋に入ったりして、なまはげが帰っていくのを寒い中ガマンしたことを思い出します」
なまはげを演じるのはその地区の青年だそうで、こどもの頃に怖がっていた太田さんも、青年になってから十数年されていたそうです。
なまはげのお面は神社で魂を入れるそうで、それを付けると荒々しくなるのだとか。
昨年はコロナ禍でなまはげを実施した地域も減っていたそうですが、今年は増えそうとのことです。
(岡本)
ここで多田が「東海地方などに配信される映像を見てますと、なんかこどもが…。すみません!ズバリ申し上げますけれども、こどもがトラウマになったりしませんか?」と直球の質問。
太田さんは「私もたまに聞かれるんですけど、絶対にあり得ないですよ」と即答。
その理由は、なまはげはこどもの様子を見ながらパフォーマンスを行なっている上に、必ず親御さんが助ける形になっているため。
泣く場面がクローズアップされているため、お化け屋敷のようにとらえられるのかもしれませんが、泣かせるのが目的ではないということですね。
ところで、地元に住まれている太田さんも、こどもの頃はなまはげは怖かったのでしょうか?
太田さん「こどもの頃はやはり怖くて、なまはげが来る前に家の中の押し入れに隠れたり、外の小屋に入ったりして、なまはげが帰っていくのを寒い中ガマンしたことを思い出します」
なまはげを演じるのはその地区の青年だそうで、こどもの頃に怖がっていた太田さんも、青年になってから十数年されていたそうです。
なまはげのお面は神社で魂を入れるそうで、それを付けると荒々しくなるのだとか。
昨年はコロナ禍でなまはげを実施した地域も減っていたそうですが、今年は増えそうとのことです。
(岡本)
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