多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

年末年始に家で楽しみたい名作『天使にラブ・ソングを…』の魅力

年末年始、おうちで名作映画を見るのはいかがでしょうか?

12月21日放送の『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』では、元ヘラルド映画の広報マンで映画評論家の広江邦夫さんがそんな名作を紹介していますが、今回紹介するのは、エミール・アルドリーノ監督『天使にラブ・ソングを…』(1992年・アメリカ)を紹介しました。

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ウーピー主演

『天使にラブ・ソングを…』はウーピー・ゴールドバーグ主演、音楽満載のアメリカ映画です。1992年製作。翌93年に日本でも公開されて大ヒットしました。

舞台はネバダ州。ウーピー・ゴールドバーグはナイトクラブのクラブ歌手、デロリス役です。またデロリスは、その辺り一帯に縄張りをもっているギャング団のボスの愛人でもありました。

ある日、デロリスは、ボスが裏切り者を始末した殺人現場を見てしまったために命を狙われることになります。いろいろあって、カトリック系の修道院に、尼僧として匿われることになりました。
 

シスターが大活躍

尼僧としての堅苦しい生活に辟易するデロリスですが、やがてこの修道院の聖歌隊の指揮者を任されます。元々クラブ歌手、音楽の才能を発揮して冴えない聖歌隊を町の人気者にしていきました。

聖歌隊の評判はローマ法王にまで届き、わざわざ教会まで見に来ることになりました。
しかし直前でデロリスはギャング団に誘拐されてしまいます。

尼僧たちが一丸となってデロリスを助け出し、最後はローマ法王の御前コンサートの時を迎えめでたしめでたし、というストーリーです。

ちなみに原題は『Sister Act』。直訳すると「尼僧の活動」です。
デロリスだけでなく、尼僧たちが激しく活動する楽しい映画です。
 

音楽がいっぱい

『天使にラブ・ソングを…』の見どころを解説する広江さん。

広江「これも何回観ても飽きない。トップタイトルからエンディングロールまで、リズミカルな本当に明るい曲がいっぱい入った映画ですね」

冒頭、クラブでデロリスが歌うシーンではオールディーズがたくさん出てくるそうです。さらに映画のハイライトでは…。

広江「ローマ法王の前で彼女が指揮をした聖歌隊が歌を聞かせる。この曲がまたいいんですね。つい、観ている方も手拍子を取りたくなっちゃいます」
 

脇役にあの人が

修道院で、デロリスと対立するのが厳しい院長。
その役をやっているのがマギー・スミスというイギリスの女優で、近年では『ハリー・ポッター』シリーズで魔法学校の厳しい先生を演じたそうです。

ギャングのボス役はハーヴェイ・カイテル。『ピアノ・レッスン』やタランティーノ映画のギャング役でお馴染みです。
他にも『スパイダーマン』シリーズで編集長と対立する社員の役で出ているビル・ナンも出演しています。

「あの映画に出ていた人」と脇役に気がつくのも映画の楽しみの一つです。
 

栄養剤より効く映画

広江「エンディングロールも、普通はスーパーが出るだけですけども、いろんな曲が続けてかかりますので、最後まで絶対に画面から目を離さずに楽しめる映画だと思います」

上映時間は1時間40分。ストーリーは単純な勧善懲悪。なぜか冒頭から気分が明るくなってくるそうです。

広江「女性の時代になってきてますけど、さらに女性に活力を持ってもらうために、是非観て欲しい映画ですね。
とにかく『天使にラブソングを』を見れば、下手な栄養剤を飲むよりも元気になると思いますよ」
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年12月21日07時38分~抜粋

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