多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

京都にある大自然の紅葉スポット、トロッコ嵯峨野鉄道

急に冷え込んできましたが、京都の紅葉は11月の下旬から12月頭辺りだそうです。

11月23日放送の『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』では、京都の中でも嵯峨野を取り上げました。

トロッコ嵯峨野鉄道として知られる嵯峨野観光鉄道の秋田さんに聞きました。

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トロッコ嵯峨の鉄道とは?

嵯峨野観光線は、保津川渓谷に沿って、トロッコ嵯峨駅とトロッコ亀岡駅を結ぶ約7キロの路線。ディーゼル機関車一両が客車5両を牽引しています。
この時期は、下を見れば保津川、向こうの山肌には紅葉が真っ盛りです。

「鉄っちゃんとしたら嵯峨野観光鉄道、ちょっと語りたくなるんですけども」と鉄道マニアの多田がうんちくを語り始めました。

嵯峨野観光線はもともと旧国鉄の山陰本線の一部でした。
山陰本線は輸送力増強のために、一直線にトンネルを掘って、さらに複線化した新線が作られました。
そのため保津川渓谷を沿うように走っていた旧山陰本線は廃線となってしまいました。

この軌道は、せっかく景色のいいところを走ってるんだから観光鉄道にできないか?ということで1991年に誕生したのが嵯峨野観光線でした。
今や京都の観光名所の一つになっています。
 

見ごろは11月下旬

「雄大な自然の中で見る紅葉。すごく綺麗です」とトロッコ鉄道から見る紅葉を言い表す秋田さん。11月下旬には見ごろになるそうです。

京都の紅葉スポットは寺の庭や神社の境内もありますが、保津川沿いは大自然の紅葉スポット。
急流な保津川上に赤と黄色の紅葉。さらに天気が良ければ青い空も含めた絶景となります。
その中でも、秋田さんがおすすめの見どころは?

「紅葉が綺麗なところはもちろんですが、とてもここというところをあげるのは難しいです。でも、せっかくなので敢えて二つご紹介させていただきます」
 

トロッコ保津峡駅

秋田さんおすすめの見どころの一つは、トロッコ嵯峨駅とトロッコ亀岡駅の間にある「トロッコ保津峡駅」。

ここは、この路線で唯一の無人駅です。
旧山陰本線の保津峡駅を利用しているので、旧国鉄時代の雰囲気を感じられる駅だそうです。
すぐ発車するとのことですので、一旦途中下車してのんびりという訳にはいきませんが…。

秋田さん「降りていただける時間が少ないので、降りた気分になって車窓から見ていただく感じです」
 

殿の漁場

二つ目の見どころは「殿の漁場」という場所。
ここはトロッコ保津峡駅からトロッコ亀岡駅に向かう途中にあり、紅葉と保津川渓谷を一望できる綺麗な場所だそうです。
遠くには愛宕山も見ることができるとのこと。

殿の漁場の「殿」とは、明智光秀のこと。
光秀が釣りをしたという云われから、その名が付いたそうです。

光秀がのんびり釣りをした場所から、目を遠くに転ずれば信長を討つ前に連歌会を開いた愛宕山。歴史を感じられる場所でもあります。
 

ライトアップで幻想的

夜はライトアップされるという沿線の紅葉。

秋田さん「昼間のもみじの景色とは違いまして、とても幻想的な雰囲気になっております」

今年はクラウドファンディングで資金を集め、イルミネーション区間もできました。

観光鉄道に努めていて、やっぱりこの時期が一番好きですか?という質問には「とても大好きです」と一段と声を強くして答える秋田さんでした。
(尾関) 

 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年11月23日07時38分~抜粋

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