『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』、元気にがんばっている人を紹介する「元気にPON」のコーナー。
11月15日の放送に登場したのは、岐阜県恵那市「ヘボガールズ」の安藤菜月さん。
恵那市では昔から、ヘボ(クロスズメバチ)を貴重なたんぱく源として食していました。
「ヘボ料理の伝統を守りたい」という思いから、女性4人で結成した「ヘボガールズ」。ヘボ料理をこよなく愛する「ヘボガールズ」の活動についてお話を伺いました。
べっぴんぞろいの「ヘボガールズ」
「4人皆さん、めちゃくちゃ綺麗なんですって?」と尋ねる多田に、「そうなんです、べっぴんぞろいです」と安藤さん。
「ヘボガールズ」は、「ヘボ入りの炊き込みご飯」や、ヘボをすりつぶしてタレにしたものを五平餅に付ける「ヘボ五平」など、いろいろなヘボ料理を作っているそうです。
「ヘボの炊き込みご飯」は昔からある料理で、ヘボの成虫・幼虫の両方を使います。ヘボの形がしっかりと残っているため、初めての方には驚かれてしまうといいます。
多田「でもそのヘボは、おいしい?」
安藤さん「とってもおいしいです!」
多田「たんぱく質が豊富で、肌もきれいになるぞという感じですね!」
安藤さん「多分、浅いしわなら伸びるかなっていう感じ(笑)」
ザラメの代わりに「ヘボの甘露煮」
「ヘボガールズ」は、ヘボのカステラやせんべいなどのお菓子も製作しています。
ヘボのカステラは、カステラの下に敷いてあるザラメを、ヘボの甘露煮に変えたもの。「カステラの一番下の部分は、ヘボがそのままずっしりと横たわっているという状態」なんだそう。
「上から食べて行ったら最後にこんにちは!と出てくるわけですね」と想像する多田。
「これ、もう一遍聞いていい?うまい?」と半信半疑の多田に、「めちゃくちゃおいしいんです!これが!」と自信たっぷりの安藤さん。
甘露煮の甘じょっぱさが、カステラの甘さとマッチして、大変おいしいそうです。
ヘボせんべいは、ヘボの成虫をそのままプレスして、ぺちゃんこにしてせんべいに入れたもの。
「ヘボの香ばしさがして、マニアにはたまらないです(笑)」とのこと。
1年に5回刺されても「かわいい」
「ヘボガールズ」の活動は、ヘボ料理の開発だけではありません。なんと、野山の土の中から掘ってきたヘボの巣を木箱に入れて、自宅で飼育しているそうです。
「そこで育てているということは、安藤さんも1度や2度は蜂に刺されたことはありますか?」と尋ねる多田に、「もちろんです」と安藤さん。
なんと今年だけですでに5回刺されているそうです。
安藤さん「刺された時はものすごい痛いんですけど。でも平気ですね!」
多田「逆にヘボをかわいいと思うくらい?」
安藤さん「はい、もうかわいいです」
飼育は幼虫目当て
「どちらかというと、成虫よりも幼虫を取りたい」と、幼虫目当てで飼育しているという安藤さん。
幼虫はそのまま生で食べることもできますが、甘露煮やバター炒めもとてもおいしいんだそう。
「貴重なたんぱく源で。もう一遍言いますけど、ヘボガールズの皆さんはみんな美人で肌が艶々で」とヘボ料理の効き目を強調する多田に、「ぜひ一度会いに来てください!」と元気に返す安藤さんでした。
(minto)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年11月15日08時13分~抜粋