多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

今年のドラフト会議、中日の戦略は成功する?

10月11日、「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が都内のホテルで開催されました。

12日放送の『多田しげおの気分爽快!!朝からP•O•N』では、「プロ野球ドラフト会議、中日は?」をテーマに、CBCのスポーツアナ、宮部和裕が解説しました。
後輩宮部の熱い解説に、多田しげおもタジタジです。

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ホームランバッターとしての素質

11日のドラフト会議で中日は、上武大学の外野手、ブライト健太選手を単独1位指名しました。

今回バンテリンドームでホームランを打てそうな将来の大砲を、ドラゴンズは3人獲得しました。真っ先に獲ったのがブライト健太選手です。

ガーナ人の父と日本人の母を持つブライト選手は、身長184センチ、体重84キロ。体格に恵まれた選手です。

「お父様譲りのパワーのあるバネといった感じ」と表現する宮部アナ。

宮部アナ曰く、飛距離を出すことは鍛えてもなかなか身につけられないものなんだそうです。プロ入り後、天から授かったものを伸ばしてホームランバッターになるんだとか。
 

志願の一打席

ブライト選手はパワーに加えて不屈のメンタルを持っているそうです。そのエピソードの一つがこれ。

高校は東京都立葛飾野高校。都立の星として話題にはなったんですが、甲子園は程遠いものでした。その中で、甲子園の常連校、日大三校との練習試合がありました。

野球が強いとは言えない葛飾野高校、名門日大三校と試合ができることはめったにないことなんだとか。

しかしブライト選手、運悪く、左ひざの靭帯を大怪我をしていました。
とても出られる状態ではなかったのですが、監督に志願して一打席だけ打席に入ったそうです。

左足にほぼ力が入らない状態でありながら、ヒット性の当たりを打ちます。ホームランなら歩けばいいのですが、ここから一塁まで走らなければいけません。どうするのか?

ブライト選手が獲った行動は、ほぼ右足だけで、けんけんをするように一塁へ。そこでピンチランナーと交代したんだそうです。

宮部「日大三校と試合ができるんだったら挑戦したい、という強いメンタルなんですよね」
 

中日史上初の出来事

会見で「打点にこだわりたい」と抱負を語ったブライト選手。
そんなブライト選手の趣味は「筋トレと読書」だそうです。特に推理小説が好きで、例えば作家では伊坂幸太郎さん。

宮部「チャンスの時に、どうしたらホームに返せるかを推理できるバッターなんです」

ドラゴンズが指名した2位以下の選手は、2位から順に駒沢大学の鵜飼航丞選手。独立リーグの火の国サラマンダーズのピッチャーの石森大誠選手。花咲徳栄高校の味谷大誠選手。豊橋中央高校の星野真生選手。大阪商業大学の福元悠真選手。

長いドラゴンズのドラフトの歴史の中で、6人指名してピッチャーが一人だけというのは初めてだそうです。その一人が3位指名の火の国サラマンダーズ、石森選手です。

火の国サラマンダーズは、九州アジアリーグという韓国のチームとも試合をしている独立リーグのうちの1チーム。火の国の名の通り熊本県のチームです。
 

抑えにピッタリのメンタル

石森選手は152キロを出せる左ピッチャー。
そこに、ホークス、オリックスバファローズで活躍したストッパー馬原孝浩さんにフォークボールを伝授されて頭角を現してきました。

宮部「岩瀬(仁紀)さんとは違う、パワフルな左の守護神として期待できます」

さらに宮部が驚いたのは会見での「自分的にはもう少し順位は上かと思った」という発言。

宮部「3位指名なんですよ。なかなか思っても言わないでしょ?しかも抑えの厳しい中でこのメンタルですよ。すぐに活躍していただきたい投手です」

先にも書いたように、今回のドラフトでは珍しく投手を一人しか指名しなかったドラゴンズ。

宮部「ピッチャーが一人だけだったというよりは、右打ちの打てる大学生の外野手を3人も獲ったというところが、今年の大きな特徴ですね」

ピッチャー1人を除く、ドラゴンズスカウトの評価はどの選手も一緒。「フルスイングで遠くへ飛ばせるパワーあり」なんだそうです。

打てないチームの深刻な様子がわかります。同時に来年以降はかなり期待できそうです。
 

来年は優勝

多田「全体としてはかなり○?」
宮部「豊橋中央高校の星野真央選手、本当に喜んでましたんで、彼はじっくり育ててという…」

多田の質問とは無関係に、なぜか解説をしていく宮部。

多田「全体としてはかなり○?」
宮部「いいんじゃないですか」

質問に答えたかと思いきや。

宮部「左ピッチャー、4球団競合とかね、超高校級にいくのかなと思いきや、独自の路線で大学生外野手を3人獲った」

またもや解説を始める宮部。独自の路線を突き進みました。

多田「ちょっと気になるのは独自の路線がいい方に出るのかどうか?」
宮部「それはドームに行って見守りましょう」

多田「それは宮部にかかってる?」
宮部「私はかからない方がスムーズにいくと思うんですけど、実況中継しててもホームラン
って一番の花ですからね」

いまいち会話が噛み合いません。暴走機関車宮部に思わず笑ってしまう多田。最後は多田の力技の質問。

多田「ということは来年、ドラゴンズは何位?」
宮部「優勝に決まってるじゃないですか」
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年10月12日07時21分~抜粋

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