10月11日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』「元気にPON」では、知多半島でオリーブ、オリーブオイルを作る「知多半島オリーブプロジェクト」を企画する、愛知県大府市の亀山絵美さんを紹介しました。
亀山さんはイタリアでオリーブ、オリーブオイルについて長年勉強し、日本に帰ってきて地元でオリーブを作ろうとしています。
聞き手は多田しげおです。
知多半島は栽培に向いている?
亀山さんの第一声は「ボンジョルノ!」。
イタリアは20年弱住んでいて、イタリア語は元気が出てくる言語だと思うそうです。
多田「スペインとか地中海沿岸はそんな気にさせるのかもしれませんね」
亀山さん「きっと、知多半島も負けてないと思います」
まず多田が尋ねたのは、知多半島がオリーブ作りに適しているのかということ。
亀山さん「本当に適していると思います。中部国際空港から名古屋に向かう知多半島道路が走っているところを通るたびに、なんかこの景色トスカーナと似てるよなと思っていたんです。なんとなくオリーブ畑と合うんじゃないかなと」
多田「実際に広いオリーブ畑を作ってらっしゃるんですか?」
亀山さん「少しずつですね。知多半島の入り口が大府だとすると、ちょうど到達地点に南知多がありますが、『南知多オリーブの会』というのがあり、そこの方々がもう6年前からずっと作ってらっしゃいました」
亀山さんと同じ思いの方がいらっしゃったということですね。
意外に実がなって…
多田「オリーブは実をつけるには何年くらいかかりますか」
亀山さん「基本、苗木で三年の段階から実をつけることができます。一年苗を植えれば二年間待ちますし、三年苗を春に植えれば秋には実がつきますね。
三年苗であれば、三年目にはある程度の量がついてくると思います」
多田「6年前からなら、今は結構搾れる状態まできましたか」
亀山さん「ちょうど昨年がその年に当たりまして、初搾りをいたしました。ちょうど今が収穫の時期なんです。実がたわわになっているのを、南知多だけでなく、知多市や半田市や大府市のオリーブも集めて搾る予定です」
多田「今や知多半島はけっこうオリーブを作っているんですね」
亀山さん「みなさん、ちょっと作ってみようかな、という感じで植えられた方が、気が付いたらこんなに実がつきましたという方が多いようです」
それをまとめて見事にオイルを作り上げたわけです。
太陽の味がするオイル
多田「知多半島のオリーブオイル出来はどうですか?」
亀山さん「本当に初めて搾油したときの印象は、わっ、こんなおいしいオリーブオイルがやっぱりできるんだ、という印象で、太陽の力をしっかり浴びて熟したオリーブで作ったなという、やさしい感じがしました」
さらに「これからがんばって生産量を増やして、大切に育てていけばきっといいオイルができると思います」と、力強く語る亀山さん。
知多半島がオリーブ半島に?
オリーブオイルの素晴らしさについて尋ねる多田。
亀山さん「はい。もちろんイタリア料理に限らず、日本食にも使えます。素材を繋ぐことができることも素晴らしいですし、オリーブを作ることによって、人と人が出会って、人が繋がることもできた。
いまちょうど、イタリアから日本に来て文化と文化が繋がることもできているので、いろいろなものを繋げてくれる素晴らしいものだと思います」
「どんどん増やして、知多半島に1万本くらいは埋まっているくらいになりたいですね」と期待に胸を膨らませる亀山さん。
多田「オリーブ半島と呼ぶくらいの」
亀山さん「そんな日も近いのではと思っています」
常に前向きな亀山さんの言葉に明るいイタリアのトスカーナの風景が浮かびました。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年10月11日08時13分~抜粋