8月4日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』のパーソナリティは高田寛之アナウンサーとアシスタントの桐生順子。
「沢朋宏のめっちゃ・ウマお取り寄せ」のコーナーでは、沢朋宏アナウンサーが全国からの極上のお取り寄せの一品を紹介しました。
この日紹介されたのは、和歌山の甘くてすっぱい「とまと梅」。
話を伺ったのは、JA紀州の久保田博之さんです。
トマトにつけた梅干
「とまと梅」とはどんな商品なのでしょう?
久保田さん「糖度8度以上のミニトマト果汁につけこんでますけど、見た目はほとんど梅干です。ただ甘いトマトの果汁につけ込んでいますので、デザート感覚の梅干です」
沢「梅干というとご飯の上に乗せたり、おにぎりの中に入れたりします。それをデザートというんですよ!?」
梅干はしょっぱい、しその葉で真っ赤になっているものがありますが、紀州の南高梅などはハチミツ漬けもあります。それらがヒントとなり、いわゆる甘酸っぱい梅干しを、ハチミツでなくトマトで作ったものです。
赤くない梅干
どういうところから発想したのでしょうか。
いくつかのJAが合併してJA紀州となりました。合併の段階で、あるJAは梅が、あるJAはフルーツトマトとよばれる糖度が乗ったトマトがそれぞれ名産でした。
ともに赤いこともあり、その二つを掛け合わせて作ってみたといいます。
ところが…。
久保田さん「トマトを絞ると黄金色の汁が出てくる。見た目が赤くならない」
沢「確かに言われてみれば、切ったトマトの断面から出てくる汁って黄金色です。黄金色の汁につけても、われわれがイメージする梅干色になってくれない。
そこで、そのままの色で出荷しました。だから、これから出てくるのも淡い、黄色というか、茶色い梅です」
凍らせる?
しかし、デザート感覚の梅干とはどうやって食べるのでしょうか?
久保田さん「おすすめは暑いこの夏に凍らせて食べると甘くておいしい。酸味もあって、クエン酸もしっかりとれて疲れの回復にもなります」
沢「私も初めて聞きました、梅干を凍らせるとは!」
ちなみに、シャーベット状になるそうです。その味わいは?
久保田さん「食べた瞬間に広がるトマト風味、ぜひ一度みなさん、ご賞味ください」
沢「これ、梅ですか?トマトですか?」
久保田さん「梅です」
沢「味は?」
久保田さん「トマトです」
沢「どっちですか!?」
不思議なトマト味の梅、スタジオで実食です。
実食と食レポ
スタジオに登場したのは、前日に日パックの状態で届いたものを、そのまま丸ごと凍らせたもの。色はほんのり系の赤色です。
高田は「香りは酸味ですね」と第一印象。
高田「これはねーー。なかなか食レポ、大変です。結論から言うと…おいしいです」
桐生「と、ま、と、と梅干、の梅干」
この食レポに沢は「何ですか?」とつっこみます。三人の感想は…。
高田「後味にトマトがくるんです。酸い梅干がきて、口の中になくなったくらいにトマトの香りが」
桐生「舌の上では梅干のしょっぱさとか甘味を感じますが、ごっくんした後にトマトがこんにちはと出てくる。後味はトマト7割、梅干3割くらいの感じです。ふしぎ~」
沢「甘いしょっぱい酸っぱいでいうと、私は一番『酸っぱい』がくるかな。しかし、甘さはしっかり残っている。塩分が8%で押さえている。その代わりにトマトの甘味と酸味で味をつけている」
これが和歌山で作られたJA紀州の「とまと梅」です。300gほどがワンパックにはいって税込み送料別で1500円。久保田さんのおすすめは凍らして食べること。問い合わせはJA紀州です。
高田は「不思議体験ですよ、これは」と、実感をのべます。
梅なのにトマト味、聞いているだけで唾液が出てきます。この暑い夏にいかがでしょうか。(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く
2021年08月04日08時30分~抜粋