7月7日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』から「沢朋宏のめっちゃ・ウマお取り寄せ」を取り上げます。
このコーナーでは全国からの極上のお取り寄せを紹介していますが、今日は七夕です。この日にふさわしい季節のお菓子を京都から。七條甘春堂の「天の川」というお菓子です。
沢アナがお取り寄せ品をおすすめし、多田とアシスタントの桐生順子が食リポをします。
見た目も勝負
七條甘春堂の「天の川」というお菓子、これだと名前で選んだように思えますが、それだけではない。このお菓子、見た目も勝負です。
1865年慶応元年創業の老舗、七條甘春堂の木下さんに伺いました。どんな見た目のお菓子でしょうか。
「色合いが夜空に浮かぶ天の川をイメージして、深い青から赤にグラデーションになった羊羹になります」
羊羹を切ると断面がグラデーションになっていて、青から赤になって、羊羹ですから小豆の層もある。と説明するより、さっそく実物登場です。
「うわ~」と声を挙げる桐生。
多田「断面が、斜めにだんだん色が変わっていって、端が濃い青、それが薄くなり少し赤みを帯びて、さらにはブルーが薄くなり、薄い水色に近くなり、さらに最終的にはあんこの層になり、茶色になる。それがグラデーションで変化します」
沢「しかも青色の層の中にキラキラと銀粉が浮かんでいます。イメージとして、大地と星空。青が透明なので、その中の金粉が星、天の川に見えます」
多田「よう作ったね、これを」
グラデーションは手作業
層を下からいくと、小豆の層があり、白い層があり、青い層が広がっている中に赤が入っています。
どうやって作っているのでしょうか?
木下さん「青の寒天をひいた後に、赤を入れて、さらに青を入れて、何層も入れて、すべて手作業で作っております」
沢「機械で完全に固まってから次の層を入れたらグラデーションにならないです」
多田「固まりかけのところに次を入れるからいい具合に混じり合っていく」
その見抜きが職人の技のようです。
あずきの秘密
あずきもおいしいです。その秘密も伺いました。
木下さん「うちは伏見口というところがそばにあって、東山の山もそばにあるのでいい地下水が出ていて、小豆がたくさん水を吸っていい状態で炊くことができます」
あずきを炊く前に一度いい水で浸しておくと、本当にほっこりと炊けるそうです。
さて、この「天の川」はどんな味でしょうか?
木下さん「寒天とあずきのバランスがこの時期でもさっぱりと召し上がっていただけるように仕立ててあります」
多田「天の川の時期でもおいしく食べられるように、寒天を使っている。まず見た目に涼がとれます。よう作ったね。名前よし、見た目よし、味はどうでしょう…」
順子の食リポ
では、実食です。
桐生「さわやかね~!あんこの部分は申し分なくおいしくて、天の川の部分がさわやか、両方一度に食べるといい感じ」
多田「これは芸術品と言っていい!このコーナーで見た目でこれだけ語ったのは初めてかもしれませんね。本当に見た目がすばらしい羊羹です」
京羊羹「天の川」1本1,080円。税込み送料別。問い合わせは京都七條甘春堂。
番組最後には、この「天の川」について、「知ってます、食べたことあります。実は娘が母の日のプレゼントとして今年くれました。きれいすぎてすぐには食べられませんでした」(Aさん)というおたよりも読まれました。
ぜひ一度、目で愛でてから食べたいですね。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年07月07日08時32分~抜粋