多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

お好み焼きの元祖、東北で進化を遂げていた!

お好み焼きが盛んな地域といって多くの方が思いつくのは、大阪や広島ではないでしょうか。

実は日本で他にもいろんなお好み焼きがあり、盛んな地域があるそうです。

5月21日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、最近お好み焼きにハマっているという加藤由香アナウンサーが、大阪や広島とは異なるお好み焼きを紹介しました。

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名古屋、浜松とも違うお好み焼きとは

5月7日の放送では、名古屋独自のお好み焼きについて紹介した加藤アナ。

半分に折ったお好み焼きをアルミホイルに包み、片手で食べられるという形式だと紹介しました。

さらに別の放送回では、浜松のお好み焼きは、漬物のたくあんが隠し味になっているなど、各地によってお好み焼きには特徴があるということが判明。

そんな中、放送エリアの東海地方ではなく、東北にあるという加藤の実家から「さらに別のお好み焼きがある」と教えてもらったそうです。

ただ、加藤が小さい頃に住んでいたという福島では、別のお好み焼きはなかったそうですが、最近、新しいお好み焼きでもできたというわけではなく、呼び名が違っていたそうです。
 

お好み焼きの元祖は東京!?

宮城や岩手、山形などには、お好み焼きに似た「どんどん焼き」というものがありますが、いったいどこがルーツなのか加藤アナが探ってみたところ、上記の3県でもなく実は東京。

東京でお好み焼きに近い食べ物といえばもんじゃ焼きですが、柔らかくどろどろしているのが特徴。

それだと持ち歩いて食べられないということで、テイクアウト用に改良されたのがどんどん焼きといわれています。

ちなみに、「どんどん焼き」の名前の由来ですが、宣伝目的でどんどんと太鼓を鳴らしていたからという説や、作れば作るほど、どんどん売れていくからという説などがあります。

東京でどんどん焼きが人気となったのは昭和初期ですが、すでに東京だけでもいろんなタイプのものがあったのですが、それが東北にまで広がり、その土地のものができたそうです。

また、関西にもどんどん焼きに似たものがあり、京都で有名な「一銭洋食」は、どんどん焼きがルーツという説があります。
 

同じ東北でも特徴はバラバラ

東北で浸透しているどんどん焼きですが、特徴はさらに地域によってバラバラ。

仙台で売られているどんどん焼きは、円盤上に焼いた薄い生地を半分に折って、持ち歩きできやすい形。天かす、干しエビ、ねぎ、紅しょうがなどが入っていて、しょうゆ味。
しょうゆ味という点ではもんじゃ焼きと同じですが、同じ東北でも山形はソース味。
形は割り箸に巻いたロール状、魚肉ソーセージを乗せていて、全くの別物になっています。

仙台では山形から逆輸入された「くるくるお好み焼き」というものもあるそうです。
岩手はクレープのように薄い生地で、シンプルな作り。

同じどんどん焼きでも地域によって異なるので、違った魅力があります。

各地のラーメンやカレーのお店を集めたイベントのように、お好み焼き系のものが一堂に会するイベントがあると面白そうですね。
(岡本)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年05月21日07時44分~抜粋

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