多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

母の日に最適!オトナの味「藍ビスコッティ」

5月9日の「母の日」が近づいてきました。
そんな時のプレゼントにぴったりな、ちょっとおしゃれで、和風だけど、洋風でもあるというお菓子を紹介しました。

4月28日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では「藍ビスコッティ」を取り上げました。藍は「藍染め」の藍です。ビスコッティとはなんでしょう。

沢朋宏アナウンサーが取り寄せ、多田と水曜アシスタントの桐生順子が食レポをします。

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ビスコッティとは?

そもそも「ビスコッティ」とは何でしょう?「藍ビスコッティ」を作っている徳島の「ボン・アーム」の河野知佳子さんに伺いました。

「イタリアのトスカーナ地方の郷土菓子といわれているもので、かた焼きにしたビスケットのことです」

沢アナが説明を続けます。

「硬いビスケットのことをイタリア語でビスコッティと呼んでいます。ちなみに、ビスとコッティで意味が分かれます。ビスは二回。コッティは焼く。
もともとこのお菓子のスタートは、パンみたいなものを焼きました、さらに日持ちをよくするために乾かしてもう一度焼いた、そうすると硬くなった…」

多田「歳とると、硬いものより柔らかいものの方がいいんだけど」

沢「イタリアではこれをコーヒーにつけて食べるそうです」

これには多田も納得です。
 

藍は薬草

「藍ビスコッティ」を作っている「ボン・アーム」ですが、ここはもともと製剤、調剤の薬局です。
藍はもともと薬草とか漢方に使われました。

徳島の藍染めは有名ですが、現在は業者が減ってきています。
そこで食べ物にしてみよう、もともと薬草なんだから、という発想から作られたようです。
 

藍なのに緑色

ところで、藍とはどんな木でしょうか?

藍染めからくる青紫のイメージがありますが、河野さんによると…

「藍自体は、植物の緑色の葉っぱです。普通の農作物と同じように畝を作って、苗を植えていくので、緑色のものがわさっと生えている感じ」

沢「それを摘んで、ちょっと切れ目を入れる、葉っぱなどに傷がつく。そこから藍の色がじわーと出てくる。
ところが藍色が出た後はニオイもきつい。そうなる手前で、摘んだばかりの緑の藍の葉っぱを使います」

「藍ビスコッティ」は、藍の葉っぱを粉末化して焼いた緑のものがぷつぷつと混ぜ込まれているそうです。
 

味はいかが?

では「藍ビスコッティ」、どんな味でしょうか?

河野さん「ざくざくとしたしっかりとした食感があるのと、ちょっとした苦みほどではないですが、藍のほのかな風味と、アーモンドも入れていますので、香ばしさも感じていただける味だと思います」

作り方はいったん大きなパウンドケーキのようなものを焼いて、それをスライスして、もう一回焼いているそうです。
 

食レポタイム

それでは実物登場です。
厚みが6、7mmで一辺が5~6cmの正方形。ラスクのようですが、もっと硬いです。

実食してみると、ボリボリという音が…。

多田「思ったよりも砕けやすいというか、口の中ですぐ溶けるよ」

桐生「この苦みが藍なの?初めて食べたからわからないですけど…」

多田「ちょっとした苦みというか、薬草だから身体にいいんだよね。これはおとなの味です。母となってぜひ食べてくださいという風な味です」

沢「甘い甘いでなくて、噛んでいけば甘味が出てくるよというような」

多田「上品ですね」

「藍ビスコッティ」は1枚あたり154円で通販もされているようです。
藍が食べられるとは意外でした。その上、身体にいい。意外なことがつまったお菓子でした。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年04月28日08時30分~抜粋

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