カルロス・ゴーン被告が日本から前代未聞の逃亡を図り、日本は大恥をかきました。
逃亡の手助けをした人が元グリーンベレー。
4月13日放送の『多田しげおの気分爽快～朝からP•O•N』では、グリーンベレーについてＣＢＣ論説室の石塚元章特別解説委員に話を聞きました。
グリーンベレーって何？
石塚「世界中の軍隊が特殊部隊を持っていますが、アメリカでも陸軍、海軍、空軍、海兵隊にそれぞれ特殊部隊と呼ばれる人たちがいます。グリーンベレーは陸軍所属の特殊部隊のひとつだと思ってください」
緑色のベレー帽が制帽だからグリーンベレーと呼ばれているそうです。彼らは少数で動き、先行して敵地に潜入して情報収集したり、味方を作ったりするんだとか。地元の軍隊や警察を訓練したりもするそうです。
ベトナム戦争での南ベトナムを支援、アフガニスタン紛争や9.11以降のアフガニスタンでも活動したという事です。
ちなみに海軍の特殊部隊はネイビーシールズ。陸軍の中でも対テロに特化した部隊はデルタフォース。デルタフォースはグリーンベレーよりも謎に包まれた部隊だそうです。
緑色のベレー帽が制帽だからグリーンベレーと呼ばれているそうです。彼らは少数で動き、先行して敵地に潜入して情報収集したり、味方を作ったりするんだとか。地元の軍隊や警察を訓練したりもするそうです。
ベトナム戦争での南ベトナムを支援、アフガニスタン紛争や9.11以降のアフガニスタンでも活動したという事です。
ちなみに海軍の特殊部隊はネイビーシールズ。陸軍の中でも対テロに特化した部隊はデルタフォース。デルタフォースはグリーンベレーよりも謎に包まれた部隊だそうです。
いつ組織されたの？
第二次大戦中にヨーロッパ戦線などに投入された特殊部隊が、グリーンベレーの始まりだともいわれているそうです。
石塚「最初にグリーンベレーをみんなに渡したのはジョン・F・ケネディ大統領ですよ。東西冷戦の時に、これからは裏で作戦を練ったり、情報収集したり臨機応変に動く少数精鋭が必要だと、グリーンのベレーを渡したんです」
特殊部隊を作ったのはアメリカよりイギリスの方が先だそうです。なぜか共通するのはベレー帽。イギリスの空挺部隊はちょっと濃い赤い色、小豆色のようなベレー帽を被るんだそうです。
石塚「最初にグリーンベレーをみんなに渡したのはジョン・F・ケネディ大統領ですよ。東西冷戦の時に、これからは裏で作戦を練ったり、情報収集したり臨機応変に動く少数精鋭が必要だと、グリーンのベレーを渡したんです」
特殊部隊を作ったのはアメリカよりイギリスの方が先だそうです。なぜか共通するのはベレー帽。イギリスの空挺部隊はちょっと濃い赤い色、小豆色のようなベレー帽を被るんだそうです。
軍人にはベレー帽が似合う
石塚「フランスとスペインの境目のバスク地方の民族が被っていた帽子がベレーだったと言われてます。軍隊ではフランスの山岳部隊が最初に使い始めたと言われていて、意外に便利なんです」
まだヘルメットができる前は頭をスポっと守れる。布製なのでグッと丸めるとどこにでも入る。軍服の肩についているショルダーストラップにも丸めると挟むことができる。布製だから色分けも簡単。など、いろいろと便利なんだとか。
石塚「ベレー帽って、割と軍隊と相性がいいんです」
まだヘルメットができる前は頭をスポっと守れる。布製なのでグッと丸めるとどこにでも入る。軍服の肩についているショルダーストラップにも丸めると挟むことができる。布製だから色分けも簡単。など、いろいろと便利なんだとか。
石塚「ベレー帽って、割と軍隊と相性がいいんです」
正規軍との難しい関係
アメリカではグリーンベレーのような特殊部隊と正規軍との関係が、歴史的に続く課題なんだそうです。正規部隊を重視する人たちにとってみれば特殊部隊は邪魔。軍内部の力関係の波の中で、特殊部隊は使われているんだとか。
石塚「今はアメリカには特殊作戦群司令部っていうのができてて、陸軍、海軍いろんなとこの特殊部隊を束ねる司令部を1980年代後半に作りました。今はそこが一応仕切ってるということになってます」
石塚「今はアメリカには特殊作戦群司令部っていうのができてて、陸軍、海軍いろんなとこの特殊部隊を束ねる司令部を1980年代後半に作りました。今はそこが一応仕切ってるということになってます」
グリーンベレーはつらいよ
ベトナム戦争の時は、沖縄から出動したというグリーンベレー。沖縄に特殊部隊の訓練設備があるんだそうです。街のような物を作って、そこで対ゲリラ戦などの訓練をするんだとか。
「主な国は、特殊部隊もしくはそれに近い部隊を持っている。特殊部隊は色んなケースでいろんな活躍をするので、一概にこういうことをやると言いにくいんです」と石塚さん。確かに、言えないのが特殊部隊です。
グリーンベレーは、同時多発テロの時にはアフガニスタンの山岳地帯で戦ったそうです。正規の地上部隊を持っていくと犠牲が出るだろうという時には、まず特殊部隊が潜入。
どこに相手のミサイルがあるか？基地があるか？どこにビンラディンが隠れているかっていうのをチェックする情報収集。もちろん自分達の味方になってくれそうな組織と仲良くなって、その人たちを訓練もしたんだそうです。
石塚「だから外国語が堪能じゃなきゃダメなんですね。いろんな特殊能力も必要で訓練も厳しいから、途中でリタイアしちゃう人たちも多いと言われてますね」
「主な国は、特殊部隊もしくはそれに近い部隊を持っている。特殊部隊は色んなケースでいろんな活躍をするので、一概にこういうことをやると言いにくいんです」と石塚さん。確かに、言えないのが特殊部隊です。
グリーンベレーは、同時多発テロの時にはアフガニスタンの山岳地帯で戦ったそうです。正規の地上部隊を持っていくと犠牲が出るだろうという時には、まず特殊部隊が潜入。
どこに相手のミサイルがあるか？基地があるか？どこにビンラディンが隠れているかっていうのをチェックする情報収集。もちろん自分達の味方になってくれそうな組織と仲良くなって、その人たちを訓練もしたんだそうです。
石塚「だから外国語が堪能じゃなきゃダメなんですね。いろんな特殊能力も必要で訓練も厳しいから、途中でリタイアしちゃう人たちも多いと言われてますね」
アメリカ軍の悩みの種は？
カルロス・ゴーン被告を楽器ケースに入れて日本から逃がしたのは、民間軍事会社にいた元グリーンベレー。普段から厳しい訓練を積んでいるので、そんなことはお茶の子さいさいだったわけです。
日本ではピンときませんが、アメリカには民間で軍事専門の会社が多数あるんだそうです。そういう会社にしてみると、元特殊部隊という経歴は高いギャラを払っても獲得したい人材なんだとか。
「まさにあのカルロス・ゴーンを逃がしたおじさん達はその流れですよね。せっかく育てた優秀な人材が、高い報酬に釣られて民間に行っちゃう。それが今のアメリカの特殊部隊では悩みの種らしいです」
街中ですれ違った人が、実は元グリーンベレーということがあるかもしれませんね。
（尾関）
日本ではピンときませんが、アメリカには民間で軍事専門の会社が多数あるんだそうです。そういう会社にしてみると、元特殊部隊という経歴は高いギャラを払っても獲得したい人材なんだとか。
「まさにあのカルロス・ゴーンを逃がしたおじさん達はその流れですよね。せっかく育てた優秀な人材が、高い報酬に釣られて民間に行っちゃう。それが今のアメリカの特殊部隊では悩みの種らしいです」
街中ですれ違った人が、実は元グリーンベレーということがあるかもしれませんね。
（尾関）
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