多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

淡路島の名産「吹き戻し」は、意外、健康づくりに大活躍!

3月23日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「日本全国47の旅」では、兵庫県の「吹き戻し」を取り上げました。

「吹き戻し」とは昔からある紙製のおもちゃ。長さ10~15cm縦長の笛のようなもので、端を口につけて吹くと巻かれていた紙がピーと伸びて、口をはなすとひゅるひゅると巻き戻ってくる、昔なつかしいあのおもちゃです。

「吹き戻しの里」の広報担当の村田晋二さんに電話で伺いました。

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80%以上が淡路島

「吹き戻し」は、大正のころから作られていて、昔は全国各地で作られていました。名前が地方によって、巻き笛、ピロピロ笛、巻きとりと呼ばれたりしています。

今は、その80%以上が兵庫県の淡路島で作られているそうです。淡路市には世界で唯一の「吹き戻し体験施設」である「吹き戻しの里」という施設も作られています。

実は、淡路島で吹き戻しを作っているのはこの「吹き戻しの里」という会社1社だけ。日本全国でも2社だけで、その1社が淡路市にあるということです。

村田さんによると、ピークのときは年間7000万本くらい作っていましたが、今は200~300万本くらいだそうです。

昔のおもちゃと思ったら、今でも意外と多く作られているのですね。
 

最後は手作り

村田さん「部品自体は機械で作っていますが、最終仕上げは手作業で作っています」

紙を折り曲げて巻いていくあたりが手作りだそうです。

村田さん「くるくるするのが職人の技で作っています。くるくるした状態になるのは、中にバネ状の針金が入っていて、まっすぐな針金を巻く癖を手でつけていきます」
 

トレーニングにも

「吹き戻し」はひとつだけ伸びるのではなく、先がいくつにも分かれていて、放射線状に5~6本伸びていくものがあります。

村田さん「一番たくさんついているもので、一つの口から19本伸びるものもあります」

多田「肺活量が必要ですね」と驚きます。

村田「肺活量も必要ですし、吹く力、圧力も必要です」

実際にいろいろな施設で使われていて、口まわりの筋肉を鍛えるトレーニングになるということで、誤嚥予防に使ったり、フレイル予防に使われているそうです。

多田は「確かに口の筋肉や肺活量を鍛えるにはピッタリですね」と感心します。
 

万国共通

吹き戻しの里では見学者が手作り体験もできるそうです。体験時間は30分~60分。これで6本作ることができます。

多田「教えてもらったら作れるものですか」

村田さん「はい、3歳のお子さんもおとなの方と一緒に体験していますので、それほど難しくありません。
色とか選んで、自分オリジナルの吹き戻しを作っていただけます」

多田「吹き戻しの一番のおもしろさは何ですか」

村田さん「説明なく遊べることです。海外の方もお渡しするだけで遊んでいただけるところが一番の魅力かなと思います」

万国共通の楽しいおもちゃのようです。
 

老いも若きも

この反響として、高齢者の方や若い方からも「使っている」というおたよりがたくさん届きました。

「私の母、82歳も持っています。誤嚥予防、フレイルの予防のために、呼吸が浅くならないように、いつもピーピーと吹いています」(Aさん)

「私は腹筋を鍛えるために1mくらい伸びるタイプのものを使っておりました。1日10吹きを目標にしていました」(Bさん)

「腹式呼吸のダイエットを目的として、ロングピロピロを持っています」(Cさん)

「吹き戻し」は昔はやったおもちゃではなく、今もとても身近な存在のようです。多田も「ひとつ手元に置いておこうかな」と考えを新たにしたようです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年03月23日07時43分~抜粋

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