多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

小皿に乗った兵庫県豊岡市の名物「出石皿そば」

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』「47都道府県の旅」のコーナーでは、毎週ひとつの都道府県を紹介しています。この旅は今回がいよいよ最終週。トリを飾るのは兵庫県です。

3月22日の放送で取り上げたのは、関西屈指のそばどころ、豊岡市出石(いずし)町の「出石皿そば」。


小皿に盛りつけたそばを何枚も食べる独特なスタイルの出石皿そばについて、出石皿そば協同組合の吾郷 憲(あごう けん)さんにお話を伺いました。

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味を変えて楽しむ5皿

江戸時代に出石城の城下町として栄えた出石は、当時から「そばどころ」として名を馳せていました。

吾郷さん自身も、かつての城下町を思わせる店名「家老」の店主を務めていらっしゃいます。

出石は現在も「但馬の小京都」と呼ばれる、趣きのある街です。

出石皿そばを盛り付けるのは、直径10センチほどの小皿。

5枚の小皿に分かれて提供される1人前のそばを、薬味と徳利に入った出汁でいただくスタイルが出石皿そばの特徴です。

1皿目はそのまま、2皿目はネギを入れ、3皿目はワサビを入れてというように、1皿ごとに薬味で味を変えて楽しめるようになっているそうです。

薬味はネギやワサビのほか、山芋と玉子もあります。
 

追加注文はお皿単位で

そばを小皿に盛り付けるスタイルになったきっかけについて尋ねる多田に、「この辺は『出石焼』という焼き物が昔から盛んでして」と吾郷さん。

「小皿をたくさん作っていたので、それがたまたま昔の方の手元にあって。『なにかちょっと変わった“ええもん”を』という風に出したのではないか」と教えてくれました。

出石皿そばの1人前は、小皿5枚と薬味。

お店によっても異なりますが、「もう少し食べたい」というとき、「家老」ではお皿単位で追加ができるそうです。

「これも合理的ですよね。2人前はちょっと多い。でも小皿2枚分ぐらいは食べたいなというときに、ちょうどそのように注文できるってのはね」と感心する多田。

中には、10皿たいらげるお客さんもいるんだとか。

「出石は蕎麦処(そばどころ)で、おそばそのものがおいしいんでしょ?」と尋ねる多田に、「今は地元産の玄そば栽培に取り組んでまして。毎年、“ええそば”がとれてます」と吾郷さん。
 

コンビニよりも多い「出石皿そば店」

多田「いいですね、吾郷さん。『出石のそばは自信があるよ!』という感じですね!」
吾郷さん「えへへへへ、そうですね!」

出石のそばは「香りがあって、味が濃い。こういうそばですね」と吾郷さん。

多田「京都・大阪・神戸、この辺りは『うどん文化』なんですが、出石はそばなんですよね」
吾郷さん「もう圧倒的にそばですね」

出石において「麺を食べる」=「そばを食べる」ということ。

「出石に来てもらったら、そばしかない!」と語る吾郷さんからは、出石そばの味への自信が伺えます。

出石皿そば協同組合の加盟店は現在33軒で、コンビニの数よりもかなり多いんだとか!

多田「出石に行って、皿そばを食べないと」
吾郷さん「そうです。皆さん、待ってでも食べてもらってますんで」

「絶対絶対、おいしいんですよね!」と念を押す多田に、「おいしさはもう間違いないですね!」と断言する吾郷さんでした。
(minto)
 
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2021年03月22日07時41分~抜粋

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