多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

「バッカルコーン」で検索を! 流氷の天使が悪魔に変わる衝撃の瞬間

加藤由香アナウンサーが、流氷の天使・クリオネを飼い始めてから早くも1か月。

3月19日の『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』、「金曜日のクリオネ日記」のコーナーで、加藤はクリオネのエサについて語りました。

加藤によると、クリオネはなかなかの偏食家。さらに天使のはずのクリオネが“悪魔”になる瞬間があるんだとか…

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海水調達よりも難しい問題

リスナーからクリオネについて寄せられる質問で多いのは、「エサはどうしてるんですか?」というもの。

加藤が調べた結果、クリオネの“食”は、かなり偏ったものであることが判明しました。

なんと「ミジンウキマイマイ」という、ふわふわ浮いている半透明の貝しか食べないというのです。

これは加藤にとって、週に1度取り換える必要がある「海水」以上に大きな問題。

ミジンウキマイマイは、オホーツクの流氷の下でも、なかなか見つけるのが困難な貝だというのです。

とはいえ、クリオネの生態はまだまだ解明されていない部分が多いのも事実。

「ミジンウキマイマイしか食べないといいつつ、それでも何か食べるんじゃないの?」と思った加藤は、一縷の望みをかけてさらに調査を続けました。
 

エサを食べていないのにフンをする?

そんな加藤がたどり着いたのは、同じくクリオネを飼育している方のブログでした。

その方は、貝の仲間や、するめを小さくしたものなど、クリオネが食べてくれそうなものをあれこれ与えてみたそうですが、クリオネはそのどれにも全く反応しなかったといいます。

ここで多田しげおが、加藤にある疑問をぶつけます。

「じゃあ、由香さんちのクリオネはどうやって育てていく?」

これに「エサは1か月与えていないのに、毎日フンはしてるんですよね」と加藤。

エサを食べていないのに、毎日フンをする。

これは一体、どういうことなのでしょうか。
 

注射器スポイトの大切な役割

毎日、透明でネバネバなフンをするクリオネ。

このネバネバがあまりに溜まってくると、クリオネの身体について動きにくくなってしまうため、取り除いてあげる必要があります。

そのため加藤が用意したのは、注射器のようなスポイト。

クリオネそのものを吸い込んでしまわないように、先が針のように細くなっています。

「毎日フンをしているので、海水から何か栄養を取り込んでいるのでは?」と考えた加藤。

目には見えないレベルの小さなプランクトンを食べているとすると、やはり天然の海水をこまめに取り換える必要があると改めて気づいたといいます。
 

パカッと割れてドバッ!

加藤宛てに、「クリオネが獲物を捕食するシーンをぜひ撮影してください。天使が悪魔に豹変するシーン」(Aさん)というおたよりが寄せられました。

しかしミジンウキマイマイを手に入れるのが難しいため、残念ながら加藤が撮影するのは不可能です。

実は、ミジンウキマイマイの大きさは、クリオネの身体の半分ほどもあります。
そんな大きなエサを、クリオネはどうやって捕食するというのでしょうか。

加藤から衝撃の捕食シーンが明かされます。

「ミジンウキマイマイが近づいてくると、クリオネの頭の部分がパカッと割れて、6本の触手がドバッ! と出て来る」

思ってもみなかった展開に、多田は「えっ? それ作り話?」と完全に混乱した様子。
 

天使が悪魔に変わる瞬間

その6本の触手はフックのようになっているため、ひとたびミジンウキマイマイを捕まえると、しっかり捕まえて放しません。

じわじわじわじわ、その栄養分を体の中に吸収していくといいます。

実はクリオネにとってミジンウキマイマイは、一生に1度食べられたら良いというくらいのもの。

「えっ! それぐらいの割合で捕食すれば、あとは一生左うちわ?」と、思わず笑う多田。

クリオネは飢餓状態に強い生き物なので、必ずしもミジンウキマイマイを食べなくても生きていけるようです。

衝撃的な捕食シーンは動画サイトで見ることができるため、「『バッカルコーン』で検索してみてください!」と加藤。

流氷の天使が悪魔に変わる瞬間を、ぜひ確認してみてください。
(minto)
 
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2021年03月19日08時39分~抜粋

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