多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

岐阜県本巣市の飲食店主、宇宙で食べられる餃子作りにチャレンジ!

コロナ禍で明るい話題が少ない中、「宇宙食の餃子」を開発した方がいます。
「宇宙に飛んでいけるような餃子を作りたい」と思い成功させたというのですが、どんな餃子が完成したのでしょうか?

3月15日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、岐阜県本巣市の鈴木清倉さんに話を伺いました。
聞き手は多田しげおです。

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宇宙食の餃子を!

岐阜県本巣市の鈴木清倉さん(48歳)は、同県の高山市と本巣市で餃子の専門店を経営しています。
このたび、鈴木さんはフリーズドライ化した餃子を作り上げたのです。

何がきっかけだったのでしょうか?

昨年からコロナ禍の影響で、飲食業として今までに経験したことのない状況に陥った鈴木さん。夜空を見上げて、「なにか将来、希望のあるものを作りたい」と思ったそうです。

そこで開発しようと思ったのが宇宙食の餃子。

「うちの餃子をどうか宇宙に持って行って欲しい」

ところが、宇宙食として採用されるには厳しい条件が待ち構えていました。

鈴木さん「常温で長期保存が可能であること、できるだけ軽量であること、強いニオイが伴わないこと」

餃子でニオイが伴わないことは難しい問題です。
試行錯誤の結果、たどりついたのがフリーズドライ化でした。
 

フリーズドライへの道

まず問題になったのが、餃子を常温で保存させることです。

多田「ひとりで考えたんですか?」

鈴木さん「考える時間はいっぱいありましたから。実際は地元の商工会に相談して、岐阜県の食品科学研究所というところを紹介していただき、毎週のように研究所に通い出しまして、職員の方と一緒にフリーズドライの餃子の開発に取り組んできました」

餃子をいったん焼いた上で、これをフリーズドライにします。これによって常温で保存でき、いつでも食べられます。
例え宇宙に持っていかなくても、登山や災害時にも役立つというわけです。
 

皮でひと苦労

試作品はどうだったのでしょうか?

鈴木さん「まず見た目は焼き餃子でした。そのまま食べると、石のようにように硬かったです…」

中の具については、最初から順風満帆だったそうです。ニオイの出る成分は抜くように、具材は水分を減らすようにして、軽量化していきました。

しかし、皮が硬くなることは想定外だったそう。

「今は皮はザクザクパリパリという感じで食べられます。スナック感覚でもあり、常温で食べる餃子として新しい食感ができたのではないかと」

鈴木さんは自信をのぞかせます。
 

ひょっとしたら大発明?

「乾燥させているなら、お湯をかけたら?」と尋ねる多田。

鈴木さんによれば、インスタントラーメンと一緒に入れてお湯をかけると3分で戻りますので、ラーメン餃子が食べられるとのこと

多田「水餃子もできますね。これ大発明ですね」

鈴木さん「まだいろいろ工夫をしないといけないですけど、最初の宇宙食をイメージした餃子というものでの商品化はできました」
 

『銀河系焼き餃子ギョラクシー』

そこで問題は名前です。

鈴木さんは想いを込めて命名したのが『銀河系焼き餃子ギョラクシー』。
『ギョラクシー』とはギョウザと銀河(ギャラクシー)の合体です。

多田「面白いなー。コロナで大変な時、こうしたものを工夫して作ることを、すごく楽しんでいますね」

発売日も3月21日。「打ち上げの「3・2・1」にちなんだそうです。

鈴木さんの次の目標は宇宙食としてJAXAに認めてもらうこと。
課題をひとつずつクリアして、「目指すは餃子の宇宙食」だそうです。

多田は「『ギョラクシー』は3月21日発売。これからもがんばってくださいね」とエールを送りました。

餃子を食べると元気になりますが、前向きな鈴木さんのお話を聞いているともっと元気になれそうです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年03月15日08時13分~抜粋

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