多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

城マニアもうなる!大きな石垣が圧巻の丸亀城

日本全国でお城はたくさん残っていますが、江戸時代以前に建てられ、今も天守が現存しているお城は、たったの12城しかないそうです。

2月18日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、そのうちの1つで四国の名城と誉高い「丸亀城」について、丸亀市観光協会事務局長の山田哲也さんに、パーソナリティの多田しげおが電話で話を伺いました。

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高さ日本一の石垣

丸亀市は香川県中西部に位置し、県庁所在地の高松市に次いで、香川県で第2の都市。

丸亀城は市のランドマークとなっていて、1597年(慶長2年)から築城が始まり、400年以上経った今も現存する歴史のあるお城です。

丸亀城の大きな特徴は、周りを取り囲む大きな石垣。

標高66mほどの亀山という山に築かれ、その山を覆うように3段の石垣があり、その高さは合計すると60mにもなり、複数の石垣を合わせた高さとしては日本一です。

その石垣のすばらしさから、「石の城」や「石垣の名城」といった別名も。

また、この石垣が大きいだけではなく、形状がきれいなことでも知られています。

山田さん「丸亀城の石垣は、特に石垣の端の角の部分が扇のようにゆるい勾配からだんだん急になりまして、一番上は反り返るような形になっていて、扇の勾配と言われています」

高い上にこんな形をしているため、よじ登りにくいという効果もあるようです。
 

大きな石垣と小さな天守

そして、大きな石垣とは対照的に天守は小さめなのですが、丸亀城の天守は冒頭で出てきた十二天守の中で、最も小さいのだそうです。

多田「日本のお城というよりも、ヨーロッパなんかこういうイメージのお城がありますが、ちょっと風情がそんな感じもして、本当にきれいな優美なお城ですね」

山田さん「山全体が要塞といいますか、そんな感じで固められていて、四方が全部石垣になってますから、それが今も残っているというのがすばらしいなと個人的に思います」

丸亀城の絶景ポイントとしては、遠くの高い場所から見るよりも、山のふもとから見上げた方が迫力がありそうです。
 

天守に登るとパノラマの景色が

そして、山に作られたお城で石垣が高いということは、天守から見る眺めはもちろん絶景ということにもなります。

山田さん「北は瀬戸内海から瀬戸大橋、瀬戸内の島々も見えますし、南は金比羅さんもよく見えますし、西は八十八箇所の有名なお寺の善通寺さんとか。

東は讃岐富士といいまして、富士山によく似た飯野山という山もきれいに見えますので、360度丸亀平野がよく見えます」

石垣に囲まれた要塞のようなお城ですが、かつては西から攻めてくる船を監視する役割がありましたので、すばらしい景色がこれだけ広く見渡せるというわけですね。

年間で約250日と、日本一晴れの日が多いといわれる香川県であれば、良い景色を見ることができる確率もきっと高いはず。

丸亀市を訪れる際には、ぜひ晴れた日に天守から一望してみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
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2021年02月18日07時41分~抜粋

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