多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

新しい福井名物「醤油カツ丼」はコレだ!

日本の各地にご当地グルメというのがあり、旅行のひとつの楽しみとなっています。

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「日本全国47の旅」、今週は福井県です。
福井県にはソースカツ丼という名物グルメがあります。からっと揚げたカツにソースだれをくぐらせて、あるいはじゃーっとソースを上からかけたものです。
これの新しいバージョンで「醤油カツ丼」なるものが今、登場しています。

野村醤油株式会社社長の野村明志(あけし)さんに電話で伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

醤油カツ丼のルール

醤油カツ丼は福井県大野市の新しい名物です。大野市には老舗の醤油屋さんがあります。10年前からこの醤油を使ったカツ丼を作ろうと始まりました。

醤油カツ丼にはルールがあります。福井県産の醤油を使うこと、地元の野菜を使うこと、もちろんカツを盛ること。大野市内の各店がいろいろ工夫をして人気となり、醤油カツ丼が今、ソウルフードとなりつつあります。
 

醤油でさっぱりと

多田が野村明志さんに詳しくお聞きしました。

多田「醤油を使ってたれを作るそうですが、どういう風な工夫をされました?」

野村「たれを作る際に、野菜ソムリエの方と相談しながら作りました。たれ自体は野菜とカツ丼の油を上手につなぐようなイメージで開発しました」

カツに醤油をかける方が増えています。醤油の方がさっぱり感がありますね。

野村「醤油で召し上がった方がさっぱりしますが、野菜を合わせることで、さらにさっぱり食べることができます」
 

野菜がどっさり、年配の方も安心

「醤油カツ丼」の特徴は、野菜が多いこと。

野村「カツ丼というと、どうしてもメインはカツですが、野菜がカツに引けをとらないくらい上に乗っかる感じのカツ丼です」

多田「野菜はどのように調理していますか?」

野村「お店によってさまざまなタイプがあります。ソバ屋に行くと大根おろしとか、千切りの大根とキャベツが乗るときもありますし、あとは、サラダのようにベビーリーフとかキャベツとか、いろんな野菜を上に乗せたりします」

多田「醤油のたれと合って、おいしいでしょうね」

野村「年配の方で、もうカツ丼はリタイアしたかなという方もいらっしゃいますが、そういった方も、これならカツ丼をさっぱりと食べられるとで復活されている方もいらっしゃいます」
 

ソースカツor醤油カツ丼

開発以来10年ほど経ちました。もう大野市では普及しているのでしょうか?

野村「地元では二大巨頭といった感じで、醤油もソースも両方いただいている方が多いかなと思います。
ただ市外から観光で大野市にお見えの方だと、ご当地の食事ということで醤油カツ丼を召し上がっている方が多いです」

多田「観光客の方は食べ歩きができそうですね」

野村「お店によってイメージも違いますし、カツの違いもあり、食べ歩きをしながら、自分の好みのお店を見つけられる方もいます。
トンカツのお店もありますが、ヒレカツとかチキンカツとか、サバのカツもあります」

卵も従来のカツ丼のように卵とじにしていたり、温泉卵が乗るお店もあり、これも人気があります」

多田は「ぜひ大野の名物にしてください。やがて福井といえば醤油カツ丼になるかもしれませんね」と、エールを送りました。
 

味噌カツもある!

コーナー放送後、醤油カツ丼についての反響のメールが紹介されました。

「醤油カツ丼もソースカツ丼も、どちらもおいしいでしょうが、私は岡崎市民として味噌カツがおすすめです」(Aさん)

八丁味噌の産地・岡崎市民としては黙ってられない、というところでしょうか。

多田「この味噌カツ、味噌カツ丼として食べることもありますが、名古屋の、愛知県のソウルフードで全国的に有名になりました。

これも赤みそをベースにして、各店で工夫をした味噌だれを作って、それをかけて、トンカツを食べるというものです。

ソウルフードは、その土地の方が長い間をかけて工夫して、こういう味を作りだしたというものです。それは各地の文化といえます。
たえばこの名古屋の味噌カツは食文化の最たるものと言っていいのでしょうね」

その地に行って、ソウルフードを食べるということはそこの文化に触れることです。ぜひ、醤油カツ丼も大野市に行って味わいたいものです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2021年02月01日07時37分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報