多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

山口県の「チキンチキンごぼう」は、給食から広まったソウルフード!?

日本各地にその地域特有で、地元の人々に親しまれているソウルフードがあります。ソウルフードからそこに住んでいる人のぬくもりを感じられたりもします。

1月18日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「日本全国47の旅」、今週は山口県を紹介します。
山口市あたりには「チキンチキンごぼう」という名前のソウルフードがあるそうです。

山口県観光連盟の吉谷由紀恵さんに多田が電話で伺いました。

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給食で広がる

「チキンチキンごぼう」は、もともとは20数年前、ある学校の給食のメニューから始まりました。
今やこれが山口県全域の学校で給食のメニューとなっているといいます。

「チキンチキンごぼう」は、サクサクの衣をまとった鶏のから揚げとごぼうです。それを甘辛のたれで絡めたものです。

給食のメニューに出ると、こどもが全員それを食べます。おいしかったら、やがてそれがその地域のソウルフードになっていきます。
 

ご飯にもお酒にも

吉谷さんにより詳しく伺いました。

どんなものかというと、まず鶏のから揚げ。
これと一緒にごぼうを揚げます。両方サクサクで風味もいい。それを甘辛のタレにからめるという料理です。

多田「これ、絶対おいしそうですね」
吉谷さん「すごくおいしくて、みなさんが大好きな味付けなので、ご飯のお供にも、お酒にもピッタリです」

吉谷さん自身は学校給食では食べたことがなく、こどもたちに「学校でこんなメニューが出てきたけど、うちでも作って」と言われて、初めて出会った世代だそうです。
 

発祥はある家の家庭料理

「チキンチキンごぼう」の誕生秘話です。
20数年前、ひとつの小学校が新しい給食メニューを各家庭に募集しました。その中で出てきたもののひとつがこの「チキンチキンごぼう」だったそうです。

「チキンチキンごぼう」という親しみやすい名前も、応募された方がつけていたとのこと。

つまり、あるひとつの家庭の料理だったものが、20数年経って、山口県全体に広がったわけです。
 

店でも食べられる

家庭から学校へと広がった「チキンチキンごぼう」ですが、居酒屋のメニューとかスーパーマーケットでも総菜として、売っているところもあります。

しかし、すべての店にあるほどメジャーではなく、また、山口市から離れた地域では世代的に知らない人もいます。
そこで、山口県観光連盟はたくさんの方に食べて欲しいと、より多くの店で食べられるように努力しているところだそうです。
 

作り方

山口県まで行けないという人はぜひ家庭で作ってみましょう。
山口県観光連盟のホームページを参考に「チキンチキンごぼう」の簡単な作り方を紹介します。

【材料】(4人分)
鶏もも肉 120g
ごぼう 120g
片栗粉 適量 
揚げ油 適量 

◎たれ
砂糖 大さじ1 
しょうゆ 大さじ1 
酒 大さじ1/2 
みりん 大さじ1/2

【作り方】
1.ごぼうを2~3ミリの斜め切りにする。
2.鶏肉を1.5センチ角に切る。
3.ごぼうと鶏肉に片栗粉をまぶし、油で揚げる。
4.鍋でたれをひと煮立ちさせ、鶏肉とごぼうを入れてからめる。

手軽にできて香ばしくておいしそうです。「これが山口の味か」と思いをはせながら旅行気分で食べてみたいですね。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年01月18日07時40分~抜粋

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