多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

地球温暖化が進んでいるのに今年の冬が寒いのはなぜ?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』、気象予報士でもある沢朋宏アナウンサーがリスナーの質問に答える「沢君教えて!」のコーナー。

1月8日の放送には、多くのリスナーから「地球温暖化ですよね?気温が高めのはずですが、どうして今年の冬はこんなに寒いんですか?」という質問が寄せられました。

暖冬が続き、地球温暖化問題が叫ばれてきた昨今。にもかかわらず、こんなにも寒い今年の冬。これは一体なぜなのでしょうか。

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地球温暖化は収まった?

「地球温暖化は収まったんですか?」という多田しげおに、「収まってません!」と沢。

ポイントは「地球温暖化は収まっていないのに『日本は寒い』」ということ。
つまり「日本以外のところは暑い」のです。

沢いわく「寒気が東アジアにドーンと下りている」。

寒気の量は一定であるため、逆に考えると「西アジアや太平洋上、またはアメリカ大陸上には寒気が下りてきていない。気温が上がっているところもある」というわけです。

「つまり地球全体として考えると、どんどん気温は上がっている。地球温暖化が進んでいる。けれど今ピンポイントで、日本や東アジアが寒いだけですよ、ということ」と理解する多田。
 

暑い地球を冷やそうとしている

それでは、なぜ日本に寒気が下りてきているのでしょうか。

「地球の温暖化が進んでいる」というのは、実はまだ研究途上のこと。「温暖化ではない
」という研究者さえいます。

温暖化が進んでいるという研究者たちの間では考えられているのは、「地球の温暖化が進むと極端な気象現象が起きやすくなる」ということ。

日本列島を含む地球の中緯度付近には、偏西風が帯のようにぐるっと一周しています。
その偏西風が蛇行することで、北の冷たい空気と南の温かい空気がかき混ぜられます。

これにより、沢がいうところの「うちわの原理」が発生してしまうのです。

「うちわの原理」とは、熱いものを冷やす時に、うちわで「バサバサ」と仰ぐ状態のこと。

温暖化が進むと、偏西風の蛇行のうねりがどんどん大きくなります。
このうねりで、地球を冷やそうとしているというわけです。

多田「“偏西風ちゃん”も、ちゃんと考えてやってるわけですね」
沢「地球の自浄作用と言われています」
 

たまたま日本が寒いだけ

偏西風のうねりが大きくなると、あるところでは「とんでもなく暑く」なり、またあるところでは「とんでもなく寒くなる」ということが起こります。

この「とんでもなく寒くなる」が、たまたまこの冬は日本にかかっただけのこと。

春先になってから、この3か月を振り返ると「日本は寒かった。でも地球全体で見ると、やっぱり平年より高かった」となるのではないかと言われているそうです。

ここで多田が気になったのは、「今年の夏の偏西風の蛇行について」。

「つまり、今年の夏は寒いか熱いかは…まだわからん?」と尋ねる多田に、「ひとついえるのは、どこで蛇行するかにもよる」と沢。
 

今年の夏は暑い?

最近、「西まわり寒気」という言葉をメディアでたびたび目や耳にするようになりました。

西まわり寒気とは、ちょうど日本列島の西で偏西風が南に蛇行し、そこに寒気が入って来ることを指します。

その蛇行がどこにずれるかが、ひとつのポイント。

もうひとつの占うポイントは、今起きている「ラニーニャ現象」。
これが起きると、日本列島は冬は寒くなりやすく、夏は暑くなりやすくなります。

まだはっきりと断言できないようですが、今年の夏は「暑い夏」になるのかもしれません。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年01月08日08時05分~抜粋

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