多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

2020年 日本の政治を振り返る。

今週が最終週の放送となる『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、この2020年を振り返っています。
コロナで明け暮れた一年でしたが、12月21日は政治の分野を取り上げました。

多田しげおがCBC論説室の石塚元章特別解説委員に話を聞きました。

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安倍さんがやめた理由

多田「今年、政治の分野で一番大きな出来事は何でしょう」

石塚「政権が変わった、安倍さんから管さんに総理大臣が変わりました」

多田「一番の理由は安倍さんの体調不良ということですが…」

石塚「かなり前から体調が悪いのでは、という噂はありました。
その上、続けているといろいろ問題も抱えているから、そろそろ交代時かなという思いが、たぶん安倍さんにあったと思います」

多田「森友の問題、加計学院、桜を見る会、スキャンダルなことばかりが取り沙汰されました」

石塚「特に桜を見る会が痛かったのは、自分の選挙区の方たちを優遇したということで、自民党の中でも快く思ってない方がいる。

ご本人、このまま行くとまずいとわかっていたと思います。それが浮上した時に、総理のままがいいか、普通の国会議員の方がいいかとタイミングを見たのでは。

もうひとつ、安倍さんが日本の政治にとってよかったことのひとつは、トランプ大統領と仲がいいことです。

ところが、トランプ大統領が今度は負けそうだ。次の大統領に変わった時に『アイツ前の大統領と仲がよくして』と見られるかもしれないわけです。

7年8カ月という長い任期だけど、北朝鮮の拉致、北方領土とか、ずっとやりたかった憲法改正は結局できなかったです」

多田「表向きは突然の辞意表明ですが、そろそろ辞め時ということで、今年の7、8月に安倍さんは辞めました」
 

管総理大臣は?

多田「次の管総理大臣は存在感が薄いですね。安倍さんは大局的なことをおっしゃった。管さんは、携帯電話を安くする、はんこをやめるなど、割と庶民目線で支持率もよかった。

ところがコロナの対応でGO TOに走ったというのが、果たしてそれがベストなのか?本当に国民のためにコロナ感染の対応をして経済を回すなら、他にもやり方があったのではと国民が気づいてしまった。国民の生活や気持ちが見えてない気がしますね」

石塚「8人でステーキを食べに行ったのは、考えて欲しいですね。本当に国民をコロナから守ろうと思っているのか、となりましたね」
 

来年はどうなる

多田「では、来年はどうなりますか?」

石塚「まずはコロナがどうなるか。これにどう対応できるかです」

多田「来年10月が衆議院の期末ですね」

石塚「つまり、それまでには総選挙があります。総裁も9月が任期です。
オリンピックもやるといっています。コロナ、オリンピックがあって、そして、秋までに総選挙がある」

多田「総選挙を乗り越えて、管政権があるかどうかわかりませんね」

石塚「最初は人気がありましたが、ちょっと不確定要素がいろいろ出てきました」

多田「ということは、来年は国際的な環境も含めて大きい政治の動きがあるかも」

石塚「バイデンさんになるだろうということも含めて、コロナもあって、ますますリーダーシップが問われそうです」

多田「政治を振り返って今年はぼちぼち。来年こそ大きな変動がありそうですね」

来年は、コロナ、オリンピック、総選挙と、大きな変動期になりそうですが、政治家にはリーダーシップをとってもらって、少しでもいい年にして欲しいですね。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年12月21日07時14分~抜粋

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