多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

大阪名物「551の豚まん」の"551"ってナニ?

大阪名物のひとつとして「551の豚まん」を挙げる方は多いのではないでしょうか?
「551の豚まん」は、お父さんが仕事帰りにおみやげに買って帰る代表的なものです。しかし、なぜ“551”なのでしょうか。

12月15日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「日本全国47の旅」では、株式会社蓬莱 広報担当の八田さんに多田が電話で伺いました。

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大阪人のソウルフード?

大阪出身の多田は「551の豚まん」について、ひとかたならぬ思い入れがあるようです。

「551の豚まん」はもともとは「蓬莱」という中華レストランのひとつのメニューでした。

本店は心斎橋筋にあり、多田は今でも大阪に帰った時に足を運ぶそうです。安くて非常においしい中華レストランだそうです。
そのひとつのメニューだった「551の豚まん」、現在は店頭販売が中心になりました。新大阪の駅だけでも数カ所あります。
 

もとは「蓬莱食堂」

多田「私は大阪出身で、こどもの頃からよくこのお店に行きましたが、もともと中華レストランですね?」

八田さん「もともとは食堂として始めています」

名前は蓬莱、あるいは蓬莱食堂。心斎橋のお店が本店です。蓬莱食堂が始まったのは戦後間もない1945年だそうです。

多田「食堂で一番人気のメニューは何だったんですか?」

八田さん「当時はカレーライスが人気だったそうです。戦後間もなかったので、本格的な中華はおけてなかったのかもしれません」

現在の人気メニューは「海鮮焼きそば」だそうです。

多田「いろんなものを食べて、最後に海鮮焼きそばにするか、豚まんにするか迷って、結局、焼きそばにして、豚まんは買って帰ろうと思いますね」
 

店頭販売が人気

現在レストランは大阪に3店舗。豚まんを店頭販売しているのは、京阪神が中心ですが、全部で54店舗もあります。
駅という駅には必ずあり、大津サービスエリアにもあるそうです。

多田「たいてい行列です。ただ回転が速いので意外に早く買えますね」

八田さん「販売員はパッパとご案内しますので、並んでいただけたらお待たせしないようにはしています」

大阪では、どこでも手軽に買えるというイメージでしょうか。

「『551の豚まん』の魅力は何だと思いますか?」と聞く多田。

八田さん「私はやっぱり生地と具を一緒に食べるところが好きです。生地だけ、具だけもいいですけど、混ざったところ、しみ込んだところが好きです」

生地がちょっと甘めで、しっかり弾力があるのも特徴だとか。

551はなんと…あの数字

ここで、多田がみんなが知りたい疑問を聞きます。

多田「こどものころは『蓬莱の豚まん』と言うことが多かったですが、"551"は何ですか?」

八田さん「元々は創業した本店の電話番号の下3桁でした。
551にわかりやすいように、かなを振って『ここが一番』と書いてありました。今はふ振っていませんが。

昔は電話番号に覚えやすいよう、語呂合わせをつけるのが多かったようです。
創業者も『蓬莱』が書きにくいため、覚えてもらうためにわかりやすい何かを付けたい。
そこで『ここが一番』を目指そうという思いで『551蓬莱』としました」

確かに、"551"なら外国の方もこどももわかります。
現在では「551HORAIの豚まん」と書くことも多いようです。国際的になりましたね。

「551の豚まん」は1個190円。安くてうまい、これが大阪の真骨頂です。

多田は「これからもおいしい豚まんをたくさん作って全国のみなさんに味わってもらってください」とエールを送りました。

全国的に名前は有名ですが、まだ食べたことがない方も多いのでは。ぜひ大阪のソウルフードを食べてみたいですね。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年12月15日07時38分~抜粋

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