食べ物の中には大人になってから好きになるものがあります。その代表がミョウガではないでしょうか。
12月1日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、このミョウガを取り上げました。
一番のシーズンは夏ですが、今は年中あります。冬場でも鍋をポン酢で食べる時、ミョウガを薬味にする方もいるのではないでしょうか。
ミョウガはそもそもどういう植物で、どの部分を食べているのでしょうか。
多田が甲南大学の特別客員教授の田中修先生に伺いました。
「ミョウガを食べすぎると物忘れする」は、ホント!?
ジャパニーズジンジャー
――ミョウガの原産地はどこでしょうか?
日本を含めて、中国、インドあたりと言われています。日本からヨーロッパに紹介されているので、英語ではミョウガで通じます。
あるいは日本から来たのでジャパニーズジンジャーと呼ばれることもあります。ジンジャーはショウガです。ショウガと同じ仲間になります。
――どんな場所にどういう風に生えているのでしょうか?
育つ場所はあまり見かけられないはずです。
日陰の湿度の高い山の方。太陽の光が当たるような場所ではないです。
山菜といって採って食べられるところもあるようです。
日本を含めて、中国、インドあたりと言われています。日本からヨーロッパに紹介されているので、英語ではミョウガで通じます。
あるいは日本から来たのでジャパニーズジンジャーと呼ばれることもあります。ジンジャーはショウガです。ショウガと同じ仲間になります。
――どんな場所にどういう風に生えているのでしょうか?
育つ場所はあまり見かけられないはずです。
日陰の湿度の高い山の方。太陽の光が当たるような場所ではないです。
山菜といって採って食べられるところもあるようです。
花のつぼみ
――栽培して食用としている場合は、地表にちょっと顔を出したらそこで収穫してその部分を食べるようですが、植物のどの部分を食べているのでしょうか?
ぽっくりと紅色の芽が出てきます。これを切り刻んで、冷やっこやソーメンなどの薬味として食べています。このぽっくりと肥大したものの中身は花のつぼみです。
――つぼみを放って置くとどんな花が咲くのでしょうか?
黄色味をおびた白い花です。
花になるともう水気を含んで花びらが開くので、食感がふわふわになり、栄養も落ちてしまい、味も落ちてしまいます。
ミョウガは「出ては取られるミョウガの子」といって、出てきたものをすぐに採って、切り刻んで、味の濃い間に食べるものです。
ぽっくりと紅色の芽が出てきます。これを切り刻んで、冷やっこやソーメンなどの薬味として食べています。このぽっくりと肥大したものの中身は花のつぼみです。
――つぼみを放って置くとどんな花が咲くのでしょうか?
黄色味をおびた白い花です。
花になるともう水気を含んで花びらが開くので、食感がふわふわになり、栄養も落ちてしまい、味も落ちてしまいます。
ミョウガは「出ては取られるミョウガの子」といって、出てきたものをすぐに採って、切り刻んで、味の濃い間に食べるものです。
食べすぎると物忘れする?
――「ミョウガを食べすぎると物忘れする」という迷信がありますが、なぜでしょう。
あの香りはピネン、あるいはαピネンが成分で、森林浴で感じる香りです。
だから、ストレスを解消しリラックス感を出してくれるものなので、眠りにも入りやすい香りです。
その作用が物忘れにつながっていると言われるとそうかもしれない。
この香りは逆の作用として、刺激が強くて頭をすっきりさせると言われることがあります。むしろ眠気を覚ます作用です。
同じピネンでどちらの作用を言われるかは、香りの濃さの違いによります。
あの香りはピネン、あるいはαピネンが成分で、森林浴で感じる香りです。
だから、ストレスを解消しリラックス感を出してくれるものなので、眠りにも入りやすい香りです。
その作用が物忘れにつながっていると言われるとそうかもしれない。
この香りは逆の作用として、刺激が強くて頭をすっきりさせると言われることがあります。むしろ眠気を覚ます作用です。
同じピネンでどちらの作用を言われるかは、香りの濃さの違いによります。
お坊さんの言い伝え
――さらにミョウガについて、お坊さんの言い伝えもあるようですね。
名前をすぐ忘れるお坊さんがいたので、名前を忘れないように名前を書いた札を首からぶら下げていた。そのお坊さんが亡くなられた後、お墓にこの植物が生えてきたそうです。
それでこの植物の名前を、茗荷、「名前を荷う草」ということでミョウガという名前がついた。
これはいろいろな歴史とか記録に書いているので本当だと思います。
このお坊さんは物忘れがすごいというよりは、本当は修行に大変熱心な方で、自分の名前なんかなんの興味もなかったという話もあります。
――「ミョウガを食べすぎると物忘れをする」は科学的にはどうなのでしょうか?
科学的な因果関係は現在まで何も証明されていないです。
名前をすぐ忘れるお坊さんがいたので、名前を忘れないように名前を書いた札を首からぶら下げていた。そのお坊さんが亡くなられた後、お墓にこの植物が生えてきたそうです。
それでこの植物の名前を、茗荷、「名前を荷う草」ということでミョウガという名前がついた。
これはいろいろな歴史とか記録に書いているので本当だと思います。
このお坊さんは物忘れがすごいというよりは、本当は修行に大変熱心な方で、自分の名前なんかなんの興味もなかったという話もあります。
――「ミョウガを食べすぎると物忘れをする」は科学的にはどうなのでしょうか?
科学的な因果関係は現在まで何も証明されていないです。
“茗荷”さん?
このミョウガの話にたくさんのリアクションが届きました。
「庭にミョウガがある」という方は多いようです。
「我が家の庭にもミョウガがあります。庭の日陰で生えてきます。ただよく見てないと花が咲いてきます。特に夏場はもう毎日見ています」(Aさん)
「毎年うちの庭にミョウガが生えてきます。葉に触るといい香りです。ちなみに、私の姉の嫁ぎ先の苗字は“茗荷”です」(Bさん)
庭でミョウガが採れるとはうらやましいですね。
脇役的な食べ物ですが、その裏にはいろいろな話があるものですね。
(みず)
「庭にミョウガがある」という方は多いようです。
「我が家の庭にもミョウガがあります。庭の日陰で生えてきます。ただよく見てないと花が咲いてきます。特に夏場はもう毎日見ています」(Aさん)
「毎年うちの庭にミョウガが生えてきます。葉に触るといい香りです。ちなみに、私の姉の嫁ぎ先の苗字は“茗荷”です」(Bさん)
庭でミョウガが採れるとはうらやましいですね。
脇役的な食べ物ですが、その裏にはいろいろな話があるものですね。
(みず)
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