「多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N」では、ウォーキングキャンペーンを10月いっぱいまで行っていて、ウォーキングの最新の知識や方法などを伝えています。
10月20日放送では、ウォーキングが病気の予防に役立つこと、そのためにはどのようにウォーキングをすればいいかを優しく説明しました。
多田が中京大学名誉教授の湯浅景元先生に、お話を伺いました。
ウォーキング2つのポイント!
まずどのくらい歩けば、どういう病気の予防に役立つのでしょうか?
今は歩数だけでは考えないという時代になりました。
かつては10,000歩とか8,000歩とか言っていましたが、どうも歩数だけ満たしても効果が出ない方が多かった。
そこで世界中で研究した結果、ウォーキングの場合には2つのことを組み合わせないといけないとわかりました。
ひとつは総歩数。つまり1日にトータル何歩歩いたかということ。
ふたつめは、その中で何歩ほど早歩きをしたかということ。
ウォーキングに効果を求めるのであれば、これらを組み合わせなくてはいけません。
「早歩き」の目安
湯浅先生の言う「早歩き」とは具体的にどういったものでしょうか。
ウォーキングをしている時は、普段より少し早めの速度で歩いています。それよりもう少し早い速度で歩くのが早歩きです。
その目安は呼吸で判断します。
例えば誰かと一緒にウォーキングしている。途中で相手に「調子はどうですか?」と聞いた時、「いいですよ」と答えられる程度までがいいそうです。
「話はできる、しかし苦しくはない」、これくらいが「早歩き」です。
慣れない方は、まず普段の速度で歩きましょう。その後、少し早めに1分間歩きます。まだ苦しくないならもう1分少し早く歩きます。
どこかで少し足がおぼつかないとか、呼吸が苦しいとか、普段と違うところが出てきます。その場合はウォーキングとしては早すぎます。そのひとつ手前を目指してください。それが「早歩き」です。
認知症を予防するには
一例として、認知症を予防するためのウォーキング例を湯浅先生に伺います。まず総歩数の目安はどれくらいですか?
1日5,000歩をまず目指しましょう。普通の方なら、30~40分程度。そのうち7~8分早歩きします。
ウォーキングはさほどトレーニングしなくてもできる運動ですが、これがなかなか続きません。
歳をとってから運動しようとする方は、30~40分歩き、その中の7~8分だけ、少し「早歩き」を加えてみましょう。
朝2,000歩、夕方2,000歩、寝る前に1,000歩でもいいです。例えば夕方ごろに早歩きを入れてみるだけで、全体で満たされます。
一気にやる必要はなく、分けて「早歩き」を取り入れても結構です。
多田は「ウォーキングは普段の自分の生活に取り入れて、続けて行うといろいろな病気の予防に役立ちます」と、先生のお話をまとめました。
スマホに「スギサポWalk」のアプリを入れて歩くと、歩数が計測されます。
歩数に応じて画面に多田が出てきたり、プレゼントもあります。ウォーキングを楽しく続けるひとつの方法にしてください。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く
2020年10月20日08時25分~抜粋