東北の伝統工芸品である「こけし」が、いま人気を呼んでいます。
なんでも「第3次こけしブーム」と呼ばれているほどだとか。
こけしと言っても、地域ごとにいくつかの種類があり、その中の「津軽こけし」は1本の木から作られているのが特徴だそうです。
10月7日『多田しげおの気分爽快~朝からP•O•N』では、青森県黒石市にある「津軽こけし館」の山田拓郎さんにお話を聞きました。
第3次こけしブーム到来!「こけ女」が行きたい「津軽こけし館」
華やかな津軽系
東北地方にはたくさんのこけしの産地があります。その産地ごとに11の系統があり、系統ごとにデザイン、趣が違っていて、青森県のこけしは「津軽系」と呼ばれているそうです。
津軽こけし館には、津軽系のこけしを中心に約4,000本のこけしが展示されています。まずは、この津軽系のこけしの特徴を聞きました。
山田さん「主に温湯温泉や大鰐温泉といった温泉街で発祥したと言われています。特徴としては頭と胴体が一本の木から作られる、作り付けという技法で作られてるのが多いです」
髪型はおかっぱ頭。胴体は真っすぐというより少しウエストにくびれがあり、模様にも特徴があるそうです。
「青森はねぶたが有名だと思うんですけども、ねぷたから影響を受けたと言われてます。牡丹の花だったりダルマの絵を描いたものが多いです」
他の系統に比べると、華やかなねぷたの様にカラフルな色使いが特徴なんだとか。
津軽こけし館には、津軽系のこけしを中心に約4,000本のこけしが展示されています。まずは、この津軽系のこけしの特徴を聞きました。
山田さん「主に温湯温泉や大鰐温泉といった温泉街で発祥したと言われています。特徴としては頭と胴体が一本の木から作られる、作り付けという技法で作られてるのが多いです」
髪型はおかっぱ頭。胴体は真っすぐというより少しウエストにくびれがあり、模様にも特徴があるそうです。
「青森はねぶたが有名だと思うんですけども、ねぷたから影響を受けたと言われてます。牡丹の花だったりダルマの絵を描いたものが多いです」
他の系統に比べると、華やかなねぷたの様にカラフルな色使いが特徴なんだとか。
日本一のジャンボこけし
津軽こけし館の入り口には、日本一のジャンボこけしが展示してあります。一本の原木をそのまま利用して作ったそうで、大きさは4.2195メートル。
平成22年に、東北新幹線が青森まで開業したことに合わせ、地元住民の協力で作られたそうです。
「製作期間もかなりかかって、昔から町おこしに協力してくれているメンバーの方とかで、林業をやっている方とか、チェーンソーアートが得意な方とか、あとは自動車の整備工場の方にも、ろくろっていう機械を作ってもらうのに協力してもらいました」
このこけしのために、車のホイールを改造して、専用のろくろまで作ったそうです。
平成22年に、東北新幹線が青森まで開業したことに合わせ、地元住民の協力で作られたそうです。
「製作期間もかなりかかって、昔から町おこしに協力してくれているメンバーの方とかで、林業をやっている方とか、チェーンソーアートが得意な方とか、あとは自動車の整備工場の方にも、ろくろっていう機械を作ってもらうのに協力してもらいました」
このこけしのために、車のホイールを改造して、専用のろくろまで作ったそうです。
42195
ジャンボこけしの高さは4.2195メートルです。
この42195という数字、マラソンの距離42.195キロから来ているそうです。実は黒石市は、「こけしとマラソンの町」と謳って町おこしをしたことがあるそうです。
過去には「こけしの里マラソン」が行われていましたが、残念ながら今はありません。
その時のメンバーが再集結してジャンボこけしの制作に協力したそうです。
マラソンで町おこしをした当時は20代の青年でした。20年経って、40代の中年になった時に再び団結して作ったのがジャンボこけし。
「昔からの町おこしの思いを、ジャンボこけしにも取り入れようと思いまして、マラソンの距離、42.195キロに合わせて、4.2195メートルで制作しました」
完成したジャンボこけしは、正確に4.2195メートル?と聞くと、「その辺は…まあまあですね、ハイ」と笑う山田さん。
この42195という数字、マラソンの距離42.195キロから来ているそうです。実は黒石市は、「こけしとマラソンの町」と謳って町おこしをしたことがあるそうです。
過去には「こけしの里マラソン」が行われていましたが、残念ながら今はありません。
その時のメンバーが再集結してジャンボこけしの制作に協力したそうです。
マラソンで町おこしをした当時は20代の青年でした。20年経って、40代の中年になった時に再び団結して作ったのがジャンボこけし。
「昔からの町おこしの思いを、ジャンボこけしにも取り入れようと思いまして、マラソンの距離、42.195キロに合わせて、4.2195メートルで制作しました」
完成したジャンボこけしは、正確に4.2195メートル?と聞くと、「その辺は…まあまあですね、ハイ」と笑う山田さん。
第3次こけしブーム
最近は「第3次こけしブーム」と呼ばれるほど人気だとか。
「昔はどちらかと言うと、50~60代とか、年配の方が多かったんですけれども。今はだいたい30代ぐらいの“こけし女子”、“こけ女”と呼ばれているお客さんが多いですね」
通信販売で買ったこけしを持って旅行に来て、「里帰り」させに来たという人もいるんだとか。もちろんその様子はSNSにアップするそうです。
「若い方はインターネットとかSNSとか繋がってるので、興味がなかった方も、友だちのインスタグラムやツイッターを見て、可愛いと思って買いに来たっていう方も多いですね」
今や伝統工芸品のこけしも「映える」対象になったようです。「こけ女」、知らなかった方はこれを機に覚えておきましょう。
(尾関)
「昔はどちらかと言うと、50~60代とか、年配の方が多かったんですけれども。今はだいたい30代ぐらいの“こけし女子”、“こけ女”と呼ばれているお客さんが多いですね」
通信販売で買ったこけしを持って旅行に来て、「里帰り」させに来たという人もいるんだとか。もちろんその様子はSNSにアップするそうです。
「若い方はインターネットとかSNSとか繋がってるので、興味がなかった方も、友だちのインスタグラムやツイッターを見て、可愛いと思って買いに来たっていう方も多いですね」
今や伝統工芸品のこけしも「映える」対象になったようです。「こけ女」、知らなかった方はこれを機に覚えておきましょう。
(尾関)
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