多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

全長推定1万mの洞窟!河内風穴はまだ全容が未解明

「洞窟」というと、イタリアの青の洞窟や山口県の秋芳洞、また、冒険物のゲームに出てくるちょっと神秘的なイメージを思い浮かべますが、滋賀県にはなんと、全長が1万mともいわれる大規模な洞窟、河内風穴があります。

あまりの長さから、その昔「滋賀県で放った犬が三重県に出てきた」というまことしやかな噂まで流れ、北野誠がテレビ番組で調査したこともあったほど。

9月21日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、河内風穴観光協会の会長、菅森照雄さんに、河内風穴について電話でお話を伺いました。

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洞窟の内部はどんな感じ?

風穴の入口は多賀大社が有名な滋賀県多賀町にあり、高さ約1mほどで幅2mほどのため、かがんで入ることになります。

入口は小さいのですが、中に入ると大広間と呼ばれる高さ20m、幅20mほどの大空間。

温度差は夏場だと20度ぐらいの差があるそうですので、中はひんやりとしています。

そして、全長が1万mとされているうち、一般の人が見やすいように整備されている観光洞の部分は、100~150mぐらいとのことです。

これだけ奥に行くと、かなり静かな感じがしますが…。

菅森さん「地下水が通ってまして、鈴鹿山脈に降った雨がそのまま地下水となって洞内を流れてまして、その音がゴーッとするんです」

多田「なんか怖い感じさえしますね」
 

地下水はどこへ流れる?

また、実はその水が流れている様子を見ることができる場所もあるそうです。

菅森さん「みなさんには知られてないんですけど、観光洞から離れて探検気分で行かれると(水が流れている様子が)わかるんですけど、なかなかそういったことはされていないので、ほとんどの人が音だけでわからないと思います」

観光洞から離れすぎると危険なのですが、菅森さんによりますと、実際には勝手にそこまで奥にはいけないそうです。

ただ、そんな奥で流れている水ですので、かなり澄んでいるという声も多いのだとか。
その地下水がほとんど芹川に流れ、最終的には琵琶湖へ流れているというわけです。
 

ゴール地点はどこ?

全長が推定1万mのうち観光洞の部分は200mとのことですが、大部分はどのようになっているのでしょうか。

菅森さん「真っ直ぐ続いてるわけじゃなくて迷路上になっていて、大広間の奥に行くとドリームホールといって、それよりもさらに大きな空間が広がってます。

またその奥に行くと地底湖といって、水深10m以上あると思うんですけど、調査されてる方はゴムボートに乗って捜索されていることもあるんです」

さらにその先、そしてゴールはというと、まだ全貌は明らかになっていないそうです。

菅森さん「洞窟調査は聞くところによると、10年もかからないそうなんです。しかし、また新洞が見つかったという話もされてますので、まだまだ延びる可能性はあると思います」

実はどこか遠いところにある小さな穴と繋がっていたということがあるかもしれません。

全容が解明されて欲しいという思いもありつつ、最後に多田は「ちょっとその辺が謎のままの方がロマンがあって良いかもしれませんね」とまとめました。
(岡本)
 
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2020年09月21日07時42分~抜粋

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