多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

首相指名で小泉進次郎氏に謎の1票?実は大事な1票!

9月16日に国会で首班指名選挙が行われ、菅義偉自民党総裁が第99代の内閣総理大臣となりました。

現在、自民党に所属する国会議員が多いため、自民党トップの菅さんが総理になるのは予想通りなのですが、実はこの選挙結果で、少し興味深いできごとが発生。

9月17日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、この首班指名選挙の結果について、CBC論説室の石塚元章が解説しました。

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首相指名で謎の1票

あらためて、選挙の結果をおさらいしてみましょう。

1位はもちろん菅義偉氏の314票。

2位はこの前新しくスタートしたばかりの立憲民主党・枝野幸男代表で134票。

次いで日本維新の会共同代表・片山虎之助氏が11票、無所属の中山成彬氏が2票でした。

ここまでは、国会議員の個人個人が、自分が所属する政党のトップなどを推すということで理解できるのですが、実はもう1人投票されている方がいました。

それが小泉進次郎氏で、1票です。

小泉氏の名前と票数が読み上げられた時、議場はざわつき、一部では笑い声らしきものも上がっていました。
当然誰が入れたのかが、話題になります。

石塚「記名式でやってますんで、おいおいわかってくると思うんですが」

多田「本人?」

石塚「絶対に本人ではありません。巷間言われているのは別の方で」

ちなみに、実際にその方が自ら1票を投じたと動画サイトで明かしています。
 

実はおかしくない行動?

この投票結果を聞いて、「初めから結果が決まっているのに、なぜわざわざ菅さん以外の人に投票を?」と思われた方が大多数だと思われますが、石塚はこの1票の行動に対し、一定の理解を示しました。

石塚「基本的に言うと、正しいあり方かもしれないでしょ?選挙は親分がコイツに(票を)入れろって言った人に、みんなが入れるっていう方がおかしいだろうと。

親分がAさんに入れろって言ったって、俺はBさんだと思ったら…」

多田「石塚さん、若い(笑)」

日本は政党政治ですので、政党の方針に従って国会議員が行動することは大前提であるものの、無所属の方もいらっしゃいますし、何よりも国民の代表であるため、自分の考えに沿って行動し、表明することも大事です。
 

1票を投じられた心境は?

小泉氏は前内閣に引き続き、環境大臣に再度任命されています。

ただ、以前国連演説の「気候変動のような大きな問題は楽しくクールでセクシーに取り組むべきだ」という発言について、意味がよくわからないと物議を醸すなど、一時期は発言に対し賛否両論の意見が巻き起こったこともありました。

最近はニュース的には落ち着いていましたが、今回の投票結果により、あらためて注目を集めそうです。

石塚「小泉さんからすると、迷惑だったかもしれませんよ。中途半端に支持されていると思われたくないから止めてくれと、たぶん進次郎さんは内心お思いになったんじゃないでしょうか」

多田「『朝PON』でこんなふうに取りあげられてしまってますからね」

圧倒的な票数を獲得した菅首相ですが、これから政治的な手腕が問われます。
(岡本)
 
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2020年09月17日07時19分~抜粋

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